グーグル日本法人は5月29日、YouTube広告のマーケティング効果を表彰する「YouTube Works Awards Japan 2026」の授賞式を開催し、最高賞「Grand Prix」に、花王の「しずかなおそうじ」を選出したと発表した。
「YouTube Works Awards」は、YouTubeにおいて高い効果をあげた動画広告を表彰する広告賞。イギリスから始まり日本での開催は今年で6回目となる。2026年は全8部門で審査が行われ、各部門のGold受賞作の中から「Grand Prix」が選ばれた。「しずかなおそうじ」は「YouTube Creator Collaboration」部門からの選出。
「しずかなおそうじ」は花王の掃除用品をゲーム内に組み込んだ3D探索型ホラーアクションゲーム。2025年8月にPCゲームの配信プラットフォーム「Steam」で無料配信され、ホラーゲーム実況者・ガッチマン氏によるYouTubeでの実況配信を起点に話題化した。
ガッチマン氏による「しずかなおそうじ」実況配信
掃除用品をホラーゲームに、実況文化で若年層に拡散
同作では、音に敏感な存在に気づかれないよう、プレイヤーが花王の掃除用品を使って屋敷を掃除していく。商品は単なる看板や背景ではなく、ゲームを進めるための道具として登場。ゲーム進行のヒントとして掃除のコツや製品名を組み込み、実況者が自然に商品へ触れる構造をつくった。
授賞式では、動画再生が45万回を超え、Xなどでトレンド1位を獲得したことも紹介された。ガッチマン氏とのコラボレーションを起点に、ほかの有名配信者にも波及し、コミュニティ主導のオーガニックな拡散につながったという。
花王の担当者は受賞コメントで、広告を作るというよりも、ゲーム実況を楽しむ人たちに向けて「楽しめるコンテンツとは何か」を考えたと説明。ゲームそのものを楽しめるものにすることへ力を注ぎ、費用の多くをゲーム制作に投じたことも明かした。
制作過程では、当初のゲームが怖くなりすぎたため調整する場面もあったが、実況者や視聴者が楽しめるポイントを関係者間で突き詰めたという、その結果、商品を疑似体験する施策となり、若年層の認知度を高め、売上面でも成果が見られた。担当者は「ブランドにちゃんと[hs1.1][mk1.2]貢献できる施策になった」と語った。
