アース製薬は6月9日、ダニ対策商品『ダニアーススプレー』の新WebCMをYouTubeで公開した。出演は、ダニアレルギーを含む100種類以上のアレルギーを持つタレント・狩野英孝。「部屋混んでる」篇(30秒・長尺)と「G対談」篇(80秒)の計3フォーマットを展開する。
「見えない脅威」への危機感をどうつくるか
ダニは一家に数千万匹いると言われ、刺されるだけでなくアレルギーの原因にもなるが、生活者が日常で危機感を持ちにくいという市場特有の課題がある 。ダニは肉眼で見えないため、なんとなく「いる」ことは分かっていても、具体的な対策を講じるという行動までつながりにくい。
同社新価値創造本部 コミュニケーションデザイン部の成田充氏は、今回の施策の背景について「生活者の『掃除をしているから我が家は綺麗で大丈夫』という誤解を払拭し、ダニ対策を自分事化してもらう目的で実施しました」と語る。
また、狩野英孝を起用した背景について成田氏は、「狩野さんはアレルギーを公言しており、バラエティなどでもアレルギーについて発信されていて、非常に相性がよかった」と明かす。
今回アプローチするのは、20代から40代の子育て層の女性を中心とした「家を清潔に保ちたい、守るべき存在がある人」。Webプラットフォームとの親和性の高さも決め手となった。
「SNSでパワーがあり、ご自身のYouTubeチャンネルも人気のため、Webで多くの方へのリーチに期待ができた。子育て層へのアプローチという点でも、Web動画の相性が良いと考えました。また、多少長くとも、狩野さんらしくユーモラスに『ダニたちとの出会いと攻防』を描くことで、SNSを見ている方には最後まで見ていただけるのではないかと考えました」と、長尺動画を用意した狙いを説明する。
コミカルな芝居で“ダニの脅威”を伝える
クリエイティブディレクターを務めたのはCHOCOLATEの市川晴華氏。
「部屋混んでる」篇は、狩野さんが帰宅するシーンからストーリーが始まる。ドアを開けた瞬間、リビングのカーペットには黒い人影(ダニ)がびっしりと張り付いており、日常のあらゆるシーンに黒い人影が付きまとう。ダニと遊ぶ娘の姿を見て限界を迎えた狩野さんが手に取るのが『ダニアーススプレー』。スプレーを噴射すると黒い人影が一斉に倒れ、部屋はクリーンな空間へと変わる。
企画の意図について市川氏は、「家の中がダニでこれだけ混んでいたら、さすがに無視できないはず。ダニアレルギー当事者の狩野英孝さんによる『誰なの!?』『やめて!』といった、コミカルでキザなお芝居により、ただの恐怖訴求で終わらず、エンタメの中で伝わるように心がけました」と語る。
「G対談」篇は、狩野英孝とG(ゴキブリ)による対談形式の動画。普段は部屋の害虫として恐れられるゴキブリ側から「実は部屋の覇権を握っているのは奴ら」だと語らせることで、「ひとつの空間に数千万匹規模で存在する」というダニの実態を、対話を通じてユーモラスに伝える内容となっている。
スタッフリスト
企画制作
CHOCOLATE Inc.、cuvie
CD
市川晴華
| 企画 | 市川晴華、小板橋瑛斗、冨永敬 |
| Pr | 小林綾佳 |
| PM | 太田憲佑 |
| 演出 | 朝日恵里 |
| 撮影 | 岡林明宏 |
| 照明 | 土井立庭 |
| 美術 | 小島純哉、今西美幸 |
| 編集 | 松本千秋、都大輔 |
| カラリスト | 髙橋直孝 |
| MA | 原俊宏 |
| ST | 下山さつき、照井美月 |
| HM | 大上あづさ |
| CAS | 上野昇平 |
| AE | 四谷文音、駒将平 |
| NA | 麻生智久 |
| 出演 | 狩野英孝 |
| キャンペーンデザイン | 谷川瑛一 |
| 選曲・SE | 吉武裕太 |





