OpenAIは6月10日、日本のユーザーに向けたChatGPT内広告に関する内容を盛り込んだプライバシーポリシー改定を6月22日に実施することを通達した。同日以降にFreeプランとGoプランではChatGPT内広告が表示される可能性が高い。
同社は2月からChatGPT内広告のパイロットを米国で開始していた。また5月7日には英国、メキシコ、ブラジル、韓国、日本に拡大すると発表していた。日本のユーザーに届いたプライバシーポリシー改定通知では、広告の仕組みやユーザーが広告体験を管理する方法を追加すると説明。改定は6月22日に発効するとしており、日本国内でも同日以降、広告表示が始まる見通しだ。
広告が表示される対象はFreeプランとGoプラン。一方、Plus、Pro、Enterprise、Business、Educationの各プランでは広告は表示されず、ChatGPTが提供する回答にも影響しないという。広告が表示される場合は「スポンサー付き」であることが明確に示され、通常の回答とは視覚的に区別される。
会話履歴をもとにパーソナライズした広告が可能に
OpenAIは、広告の表示にあたり、ユーザーが操作した広告やチャットの文脈など、ChatGPT上に保持される情報を使って関連性の高い広告を表示すると説明している。広告のパーソナライズは、設定画面からいつでも管理できる。
一方で、同社はユーザーの個人情報やChatGPTとの会話内容は広告主と共有されないと強調している。広告主はユーザーのチャット、チャット履歴、メモリ、個人情報にアクセスできず、受け取るのは広告の表示回数やクリック数など、効果に関する集計情報に限られる。
OpenAIは公式発表で、ChatGPTの回答は広告の影響を受けず、広告は回答とは分離して表示されるとしている。広告を表示する際は、会話のトピックや過去のチャット、広告への過去の反応などをもとに、広告主が出稿した広告と照合する仕組みだという。
ChatGPTは、検索や比較、意思決定の場面で使われることが多い。OpenAIは、こうした会話型インターフェースにおいて、ユーザーの目的に自然に合う商品やサービスと出会える広告体験を目指すとしている。

