山陽新聞社（本社・岡山市）は電子版（愛称・さんデジ）上で、地元のクリエーター集団 「岡山広告温泉」とオンライン動画を制作するコラボレーション企画を開始。その第一弾となる動画「ニート？ザ・桃太郎」の公開を開始した。制作は、電通西日本岡山支社のコピーライター・手代木聡（てしろぎ・そう）氏。主人公は、スマホでゲーム三昧の、鬼退治に行かない桃太郎。働き者のおじいさんとおばあさんが「新聞を読んで勉強しろ」と薦めるストーリーが展開される。「新聞をよく読む親世代から、スマホを活用する子世代へ贈る『教育資金』として、さんデジを表現できたらと考え、桃太郎とおじいさん・おばあさんという設定が浮かんだ」と手代木氏は話している。

本企画は、本企画は「ニュースをつくろう。」をテーマに、岡山広告温泉に参加しているクリエーター5組が夏まで月替わりで動画を発表する。地域で情報伝達力が強い地方紙と、新聞社からは出にくいアイデアを提供できるクリエーターがタッグを組むことで、岡山を盛り上げるのが狙い。また昨年6月にリリースした山陽新聞電子版のプロモーションの一環でもあり、デジタルサービスのメインユーザーとなる若者層に響く情報を発信し、サービスの普及を目指す。

コラボする岡山広告温泉は、岡山在住の広告制作者が、広告レベルの向上とつながりを求めて2007年に結成。組織にとらわれず、クリエイティブの向上を目指しており、現在、実行委員会メンバーは15名。年に1度、展示会を開催している。本企画第二弾では、うどん県などを手掛けた石田康成氏（石田図工室）が制作する予定。

動画制作スタッフリスト

  
新聞広告スタッフリスト

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