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博報堂、社会を映し出す「ことば」を集めたWebサイト「ことば社会年表」を開設

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博報堂は25日、同社の社会研究の一環として、社会を映し出す「ことば」を集めたWebサイト「ことば社会年表」を開設した。

「アベノミクス」「クールビズ」「壁ドン」など、掲載される「ことば」のジャンル・カテゴリーはさまざまで、1960年から今日に至るまでの「社会が動いたとき」に、その状況を表し、社会で広く共有された「ことば」を集める。

「集合」と「変遷」、2つの観点から「ことば」を見ることができるデータベースとなっている。58のテーマの切り口は、「ひと」「生活環境」「ことばのかたち」の3つからなる。

サイトの制作にあたっては、社会現象やヒット商品、広告コピー、ドラマ・映画のタイトル、ゲームなどのコンテンツ、個人の発言といったさまざまな領域の「ことば」から、コミュニケーションを形成する上で重要と思われる58のテーマを同社が独自に再設定。そこから、社会で広く共有され、少なくとも一つの時代をつくったと言える“社会語”を約2000語抽出し、年表形式に編集した。

掲載されているすべての「ことば」を、「テーマ」「一般カテゴリー」「業種」「フリーワード」などから検索できる検索機能に加え、2つのテーマを選択し、双方に含まれる「ことば」を画面上で比較しながら閲覧できる「Side by Side閲覧」機能など、ユーザーの気づきを促す工夫がなされている。

企画・開発、運営は、グローバル生活者調査レポート「Global HABIT」など、博報堂グループ全体のマーケティングデータの収集・整備を担う研究開発局が手掛ける。

博報堂は同サイトを、過去の「ことば」を蓄積するデータベースとしてではなく、一般ユーザーとの「公開研究」を目的としたコミュニケーションプラットフォームとして運営していきたい考え。サイトで多様な「ことば」と出会ったユーザーからの、さまざまな気づきや意見・感想・提案を元に更新・改良を重ねることで、常に発展し続ける活動体としていきたいとしている。

同社広報によると、当面、同サイト単体でのマネタイズは想定していないという。


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