ヤフーは8日、小売り大手イオングループのショッピングセンターに設置されているデジタルサイネージ(電子看板)「イオンチャンネル」などに、「Yahoo! JAPAN」のコンテンツと共に広告を配信するサービスを、電子看板を用いたメディア事業を手掛けるCOMEL(コメル、東京・港)と共同で始めた。ヤフーが広告企画・販売を担当し、コメルが電子看板の運営事業者との連携を担う。
広告が配信されるのは、イオンショッピングセンターやジャスコ全国116店のレジ周辺や売り場に設置されたイオンチャンネル約1000面と、日本カーライフアシストが運営する、全国の自動車教習所に設置された電子看板「JACLA(ジャクラ)ビジョン」約300面。開始当初は「Yahoo!占い」とセットで広告を配信する。今後、「天気情報」「ニュース」「知恵袋」「レシピ情報」など配信コンテンツを増やし、広告内容との親和性の向上に努めるほか、ヤフーのその他の広告枠と組み合わせた企画も提供する予定。
両社は2010年2月に業務・資本提携しており、以前から電子看板の広告効果の実証実験などを行っていた。両社の調査によると、「Yahoo! JAPAN」コンテンツと共に広告を放映すると、電子看板の視聴人数が約20%増加したという。
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