エンゲージメントは「広告」ではなく「コミュニケーション」で生まれる。―「ニコニコ動画」さんとの対談(2/3)

今回は、雑誌「宣伝会議」の谷口編集長にドワンゴコンテンツ 広告営業部 部長 岡村裕之さんとの対談をセッティングしていただきました。対談を通して、クライアントはメディアに、広告代理店に、どのようなことを期待しているのか? そしてそのような中、エージェンシーのプロデューサーとしてどのような価値を提供できるのか? そういったことを探ってみました。
※盛り上がったので、全3回に分割し、アップしていきます。

ドワンゴコンテンツ 広告営業部 部長 岡村裕之さんとの対談企画「エンゲージメントは『広告』ではなく『コミュニケーション』で生まれる。今回が全3回の2回目です。

前回

は、

  • 全体のキーワードは「ユーザー」。
  • ストーリーとバッファ。ユーザーにゆだねる。
  • コミュニケーションをし、企業とユーザーの距離を縮める。

といったテーマが出てきました。メディアのビジネスにおいて、すなわちクライアントへの価値提供において、「ユーザーとのコミュニケーション」がいかに大切か、そのためにはどうしたら良いか、といったエッセンスが抽出できたかと思います。それを受けて今回は、広告代理店がどのようなスタンスでその状況に向き合うべきか、といった話に入っていきます。

ユーザーに背を向ける広告代理店。

梅田:

「ユーザーと一緒に何かやるような広告・コミュニケーションをしていきたい」中で、それをもっと広げていくことを考えた時にエージェンシーに求めることはありますか。

岡村:

誰をターゲットに据えた企画なのか?の目線を合わせてもらいたいというのはありますね。僕らはユーザーを見ていて、クライアントもユーザーを見ているけれど、広告代理店だけはクライアントを見ています。

クライアントも普段からお客様センターなどがあり、ユーザーの意見を直接聞かれていて、さらにツイッターなどを使っているクライアントならより多くのリアルの声に触れているんですよね。でも広告代理店だけは直接触れていない。他企業が炎上などしたときに情報だけに触れて、架空の痛みで勝手に痛い気がしているだけで、想像の痛みだけでやることをやめてしまう方が多いです。

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梅田 亮(大広 デジタルソリューション局 第1プロデュースセンター プロデューサー)
梅田 亮(大広 デジタルソリューション局 第1プロデュースセンター プロデューサー)

2002年大広入社の11年目。33歳。経歴の半分はマーケター、もう半分はコミュニケーションデザイン領域。
その間もR&D業務の兼務や博報堂DYグループ横断プロジェクト(次世代型コミュニケーションモデルの検討)への参加など多様な経験を積む。
2012年4月に、新設された「デジタルソリューション局 第1プロデュースセンター」へ志願異動。デジタルを旗印としつつ、新たな領域全般を積極的に取り込み、コミュニケーションプロジェクト全体を統括/推進する機能を担う。
受賞歴は、TIAA2008ブロンズ、AD STARS 2012ファイナリスト、JAAA2011年クリエイティブ・オブ・ザ・イヤーノミネート等。


Facebook:http://www.facebook.com/ryo.umeda.77

梅田 亮(大広 デジタルソリューション局 第1プロデュースセンター プロデューサー)

2002年大広入社の11年目。33歳。経歴の半分はマーケター、もう半分はコミュニケーションデザイン領域。
その間もR&D業務の兼務や博報堂DYグループ横断プロジェクト(次世代型コミュニケーションモデルの検討)への参加など多様な経験を積む。
2012年4月に、新設された「デジタルソリューション局 第1プロデュースセンター」へ志願異動。デジタルを旗印としつつ、新たな領域全般を積極的に取り込み、コミュニケーションプロジェクト全体を統括/推進する機能を担う。
受賞歴は、TIAA2008ブロンズ、AD STARS 2012ファイナリスト、JAAA2011年クリエイティブ・オブ・ザ・イヤーノミネート等。


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