味・価格・容量について第三者が「総合的」に評価! 認められたものだけ商品化する新PB戦略――価格訴求と価値訴求(4/4)

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「価格訴求と価値訴求」の4回目。昨年より斬新な新PB戦略を打ち出している西友の取り組みを紹介する。この取材には、西友 マーケティング本部プライベートブランド・デジタル担当ダイレクター 越智幸三氏が応じてくれた。

西友は、昨年12月に、「みなさまのお墨付き」「きほんのき」という2つの新PB(プライベート・ブランド)商品を開発し、従来のPB「グレートバリュー」から順次切り替えて行くという新たなPB戦略を展開している。特に前者の新ブランドは、本来価格訴求の側面が強調されるPB商品において、「価格」を含めた総合的な「価値」を第三者組織の商品テストで図ってから商品化するという斬新なもの。新しいPB戦略を中心に、店頭展開を含め同社の取り組みと考えについて話を伺った。

支持率70%以上の商品のみ実商品化

西友 越智幸三氏

西友の新PBブランド「みなさまのお墨付き」と「きほんのき」は、基本的にお客さまの価値観に合わせて、ブランドの棲み分けを行っています。「みなさまのお墨付き」は、お客さまが商品を選ぶ際、価格よりも「品質」や「味」を優先するカテゴリーを中心に展開しています。例えばハムやカップ麺など、食べて味がすぐ分かる商品などです。一方、「きほんのき」は、選ぶとき比較的「価格」に優先順位が置かれているものが中心です。例えば料理酒、お酢などの基礎調味料などです。

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澤地正人(株式会社マックス 取締役)
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