「インプット」ではなく「アウトプット」

オグマナオト(ライター/編集・ライター養成講座 上級コース 修了生)

「編集・ライター養成講座 上級コース」(講師:米光一成)を受講したオグマナオトさん。エキサイトレビュー、雑誌『野球太郎』などの媒体でライターとして活躍中。2013年10月に発売された『木田優夫のプロ野球選手迷鑑』では構成を担当している。

もっと「プレイヤー」になりたい。

今から三年前、広告会社に勤めていた。プロデューサー業がメインだったが、もっと現場の「プレイヤー」でいたいと感じ始めていた。「編集・ライター養成講座 上級コース」(以後、米光講座)を知ったのはそのころ。プロデューサーと編集はやることが近いし、コピーライターのような仕事をやっていたこともある。もしかしたら向いているかもしれない、自分の新しい可能性を見つけられるかも……そう思って受講を決めた。でも、自分が編集者になりたいのか、それともライターになりたいのかはわからなかった。

まず講座でやったのは、自分のテーマを設定すること。「自分マトリクス」を作った。A4の紙の中央に名前を書いて、そこから自分と関連があるキーワードを書き出していく。真っ先に出てきたワードは、野球やサッカーといったスポーツ、料理や漫画など。でも、米光さんはそれを見てこう言った。

「スポーツも料理も漫画も、書いている人がいっぱいいて競争率が高い。これはどう? おもしろいよー」

指さされたのは、紙のはじっこの方にあった「風車」。風車は好きで、よく見に行っていた。これが自分のテーマになるだなんて、考えたこともなかった! 自分でも気づいていなかった自分のことを掘り下げられたみたいだった。テーマは「風車」に決め、4本原稿を書く。自分では「当たり前のこと」と思って書いた部分が、不思議がられたりびっくりされたりした。

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宣伝会議 編集・ライター養成講座事務局
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