前回の記事「2014年のマーケティングの潮流を占う3つのトレンド」はこちら
「ひな祭り」の3月3日、日本経済新聞の「私の履歴書」にも連載された近代マーケティングの父、ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院のフィリップ・コトラー教授が来日し、「フィリップ・コトラー マーケティング・フォーラム2014」が恵比寿ガーデンプレイスで実施された。
「フィリップ・コトラー氏」に関連する記事はこちら
コトラー教授は昨年も来日しており、その様子は以前
コラム
にも記したが今回もまた新しい視点での講演をされたのでそちらを紹介したい。
前回のテーマはCMO(Chief Marketing Officer=最高マーケティング責任者)の必要性・重要性であったが、今回のテーマは「イノベーションで勝つ:Winning at Innovation」で、コトラー教授の他にもネスレ日本の高岡浩三社長、コンサルタントのローラ・ライズ氏、グラスゴー大学のルイズ・モウティンホ教授、チュラロンコーン大学のスヴィート・マイアンシー教授、早稲田大学ビジネススクールの内田和成教授がこのテーマで講演やディスカッションを行った。
イノベーションで勝つためのAからFを提唱
教授はまず、企業は今まで行ってきたことをやり続けるほうが得意で従来イノベーションは苦手としながらも、イノベーションから逃げることはできないと釘を指した。
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江端 浩人(事業構想大学院大学教授)
米ニューヨーク・マンハッタン生まれ。米スタンフォード大学経営大学院修了、経営学修士(MBA)取得。伊藤忠商事の宇宙・情報部門、ITベンチャーの創業を経て、2005年日本コカ・コーラ入社、iマーケティングバイスプレジデント。2012年9月から日本マイクロソフト業務執行役員セントラルマーケティング本部長。2014年11月よりアイ・エム・ジェイ執行役員CMO。2017年3月ディー・エヌ・エー(DeNA)入社。現在、同社執行役員メディア統括部長兼株式会社MERY副社長。
日本コカ・コーラ在職中は、同社が運営する会員制サイト「コカ・コーラ パーク」を開発し会員数約1200万人、月間PV約10億を誇る巨大メディアに成長させた。
日本アドバタイザーズ協会Web広告研究会が主催する「Webクリエーション・アウォード」で、2010年度の最高賞「Web人大賞」を受賞。2014年に日経BP広告大賞を受賞。2012年4月に開学した「事業構想大学院大学」の教授に就任。日本マーケティング学会会員。
米ニューヨーク・マンハッタン生まれ。米スタンフォード大学経営大学院修了、経営学修士(MBA)取得。伊藤忠商事の宇宙・情報部門、ITベンチャーの創業を経て、2005年日本コカ・コーラ入社、iマーケティングバイスプレジデント。2012年9月から日本マイクロソフト業務執行役員セントラルマーケティング本部長。2014年11月よりアイ・エム・ジェイ執行役員CMO。2017年3月ディー・エヌ・エー(DeNA)入社。現在、同社執行役員メディア統括部長兼株式会社MERY副社長。
日本コカ・コーラ在職中は、同社が運営する会員制サイト「コカ・コーラ パーク」を開発し会員数約1200万人、月間PV約10億を誇る巨大メディアに成長させた。
日本アドバタイザーズ協会Web広告研究会が主催する「Webクリエーション・アウォード」で、2010年度の最高賞「Web人大賞」を受賞。2014年に日経BP広告大賞を受賞。2012年4月に開学した「事業構想大学院大学」の教授に就任。日本マーケティング学会会員。
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