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「SXSW(サウス・バイ・サウスウェスト) Interactive」レポート

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みなさま、はじめまして。石塚賢と申します。私はデジタルエージェンシー、スパイスボックスでテクニカルディレクターとして広告プランニング業務に携わりながら、当社のプロトタイピングラボ「WHITE」で広告施策に利用できるテクノロジーのリサーチやモックアップ開発を行っています。
先日、3月7日~11日に開催された「SXSW(サウス・バイ・サウスウェスト) Interactive」 に参加してきたので、その視察レポートを、広告施策で利用できるテクノロジーの視点、でまとめましたので、どうぞご覧ください。

SXSW Interactiveとは何か?

「SXSW Interactive」とは米国テキサス州、オースティンで開催される、インターネット・デジタルクリエイティブを中心にしたテクノロジーの祭典です。

元々は1987年に始まった音楽イベントでしたが、1994年にFilmとInteractive(当時はマルチメディアと呼ばれていました)の部門が登場。2007年にTwitterがSXSWアワードを受賞して以降、爆発的に普及していったことは特に有名ですが、SXSW Interactiveは全世界のスタートアップ企業の登竜門であり、デジタルクリエイティブ業界の今後を占う上で重要な発表やトークセッションが繰り広げられる場として知名度を上げており、日本の広告業界でも一昨年あたりから注目が高まっています。

SXSW Interactiveは大きく3つのイベントから成り立っています。一つは、「セッション」と呼ばれる講演・セミナーで、デジタルクリエイティブ業界の著名人によるパネルディスカッションやワークショップが展開されます。

次に世界各国の大小企業が最新のプロダクトやサービスを持ち込んで展示・商談を行う「トレードショウ」。最後が「アワード」。Amusement,Art,Businessなどの全15のカテゴリーで各国の優れたデジタルクリエイティブ施策を表彰するSXSW Interactive Awardや、期間中にオースティン各所で開催されるスタートアップピッチの中で優れたビジネスモデルをプレゼンテーションした企業に贈られるSXSW Acceleratorの受賞式は大いに盛り上がります。

WHITEが見たSXSW 2014

MIT Media Lab所長Joi ItoとIDEO CEOのTim Brownによるセッション「Future of Making」の様子。

このように、色々なイベントが目白押しのSXSW。一説には2,000以上のセッションが繰り広げられているとの話もあり、事前に見るべきテーマや目的を決めていかないと確実に迷子になります。私はWHITEの一員として、昨年末リサーチを行った「2014年注目の広告クリエイティブテクノロジー」で取り上げた、テクノロジートレンドのうち「IoT(Internet of Things)」「VR/Haptic」「3D Printing」「New Sensing」の4つを中心に見て回りました。そこで、ここでも、この4つのテーマに沿ってレポートをお伝えしていきます。

次ページ 「1. IoT(Internet of Things):モノのインターネット化」へ続く

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