風評を払拭して形勢を逆転
——不利な場面では、どのような対応をされましたか。高谷:
投票の直前に、原発問題と招致活動をリンクして報道されたことがありました。東京に対するネガティブなイメージが、海外メディアの中で一気に広がっていったのです。
その時に私がまず行ったのは、記者が集まるプレスセンターへ行って、オープンに状況を聞き、クライシスレベルを把握すること。その結果、記者が感じているクライシスレベルと、私たち広報チームの感触とでは差があり、現場のプレス対応チームが楽観視し過ぎていることが分かりました。