最終的なゴールは「社員全員がマーケターになる」こと
——富永さんと水書さんは、それぞれマーケティングを統括する立場ではありますが「CMO」という肩書ではないですよね。現場の実感として、今後、「CMO」は日本企業に必要と思われますか。富永:
どんな会社でも、もちろんCMOはいた方が良いと思います。会社の様々な議論の局面で、マーケティング的な思考を提供して、経営の意思決定に影響を与えていくという意味で。
水書:
当社でも以前は、マーケティングはマーケティング部が行うもの、という認識がありました。ですが、それではマーケティング部が考えた戦略を会社全体で実行できませんし、マーケティング発想が社内に根付いていかないという課題がありました。