[寄稿者一覧はこちら]【前回のコラム】「Pd名引 佑季の『生意気言ってすいません(1)』」はこちら名引 佑季(パラドックス・クリエイティブ所属 ディレクター兼コピーライター)
正しくより、楽しく仕事がしたいっ!
最近、バーで友人たちと飲んでいたら、
見知らぬ30代後半くらいの男性に声をかけられ、
「めっちゃタイプで一目惚れしたよ」と言われました。
?????????!!!?
「いやいやいやいや~、酔い過ぎやでじぶんっ!」
ってツッコンだら、どうやらマジみたい。
ローマ人のように気持ちよければ同性異性関係あらへんひととのこと。
結局、本気で拒否って諦めてもらいました。
少し時間が経って、隣の隣のテーブルにいるその男の様子を恐る恐る見ると、
こっちを見てニヤニヤ笑っていました……。
——どーも、女性の「あの男、生理的にムリ。キモイ!」という心理を理解した名引です。
最近、ラフ用の撮影で泥棒のコスプレをしました。
お客さんにはとてもそんな格好をさせられないので、
ここはディレクターとして、企画やコピーを考えた者として、
百貨店をまわって衣装を購入し、自ら演じたわけです。

スーツでビシッとキメていたのが……

10分後にはこうなっとるわけです。
おかあさん、ごめんなさい。これも仕事なんです。
ヒゲは筆ペンでお客さんの女性担当者の方に塗ってもらいました。
担当者「えー! やだ、わたしヒゲなんて塗ったことがないんですけど」
名引「大丈夫。世の中の大半がそうです。どうぞ、ひと思いにっ!」
こんな感じで、撮影現場はずっと笑いにあふれていました。