地方の田舎にあるチャンス—元公務員の脱・元公務員大作戦3

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会社からちょっと車を走らせると、こんな感じ。

とある仕事のロケハン中。

札幌へ向かうJRの窓からの眺めは、こんな感じ。

十勝の車窓から。札幌と帯広の間、新得町あたり。

僕が普段仕事をしている北海道の十勝・帯広市は、札幌から東へ約200km、とにかく広くて天気がよくて、農業が盛んで食べ物がうまい、人の気質や志がやたらデカイ。そんな地域ですが、コピーを書く仕事は正直多くはありません。そこで自分の出番をいかにつくり出すか、これが日々の課題です。

実際、チャンスはあると思っています。産業の中心は「食」。いい素材がある。つくり手もいる。十勝の食をもっと外に売り出そうという気運がある。そこに僕らが提案できるアイデア(必ずしもコピーだけではない場合が多くて、それがまた楽しい!)をくっつけて、一緒に地域ごと盛り上がっていく。地方らしい素材と気運に乗っかれば、出番はけっこうありそうだぞ、と企んでいます。

先日、幸運にも賞をいただくことができた池田町観光協会のキャンペーンの仕事は、こうした可能性を手応えとして感じた大切な仕事です。

次ページ 「ワインづくりの町から、ワインづくしの王国へ。」に続く

ワインづくりの町から、ワインづくしの王国へ。

北海道十勝・池田町は日本で初めて自治体としてワイナリーを設立したワインのまち。クライアントからのオーダーは、年々観光客が減っている池田町にもっと人を集めるため、まち全体を「ワイン王国」に見立てて集客施策を展開したい、というものでした。実際に調べてみると、「ワイン城」や「十勝ワイン」の知名度はあるものの、どうやらみんな、そこどまり。他にもご当地ブランドの牛肉やらチーズやらスイーツやら、ワインだけじゃない魅力的な素材がたくさんあるのに。

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