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コラム

編集・ライター養成講座修了生が語る いまどきの若手編集者・ライターの生き方

就職活動で50社落ちたけど、私、本を出版します。

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華井 ゆりな

この世界のどこかに、きっと私の言葉を待っている人がいる。
ライターやコピーライター、編集者を目指す人の中には、そんな気持ちが心のどこかにあるのではないでしょうか。
確証がなくても、実績がなくても、その気持ちひとつで書き続ける。
小学生の頃からひたすら言葉のかけらを集め、綴り続けてきた私は今、人生初の出版に向けて本を書いています。

出版のきっかけは、宣伝会議「編集・ライター養成講座」。女子会のたわいない会話から生まれた『女の子向け仕事図鑑』の構想は、講座で企画書になり、出版が決まりました。ここでは、本が出来上がるまでの歩みをご紹介します。

編集者の夢やぶれて。

はじまりは、2011年の夏。出版社で編集者になることを夢見ていた私は、就職活動で約120社にエントリーし、50社以上の採用試験を受験。時に面接試験で歌って踊るという荒技を繰り出して挑みました。しかし出版社の門は狭く、結果は全敗。地元名古屋の印刷会社に、運良くコピーライターとして採用されました。

就職して2年目、一晩に200本のキャッチフレーズを量産するなど、過酷な試練を受けながら、休日には「コピーライター養成講座」や「文章力養成講座」を受講。夢やぶれても、書く楽しみを存分に味わっていました。名古屋を飛び出して大阪の「編集・ライター養成講座」に通い始めたのは、3年目の半ば頃。名古屋の講座で出会った大切な仲間に、大阪でも出会いたかったこと、そして広告業界に身を置きながら出版の世界も知りたかったことが、受講の二大理由でした。

講座で、出版のチャンス到来。

転機が訪れたのは、それから半年後の2014年春。「編集・ライター養成講座」で、(アップルシード・エージェンシーの鬼塚忠氏から)「本の企画を考える」という課題が出たのです。ジャンルは自由。内容も自由。企画内容次第では実際に出版される可能性もある、とのことでした。それを聞いた瞬間、私の目がギラッと光ったのは言うまでもありません。全精力を注ぎ、あらゆる時間、あらゆる場所で考え続け、ボツ案を大量生産し、ときどき出版後の自分を想像してニヤけながら、時にそんな自分を叱咤して、教育書と小説、2つの企画をまとめました。

いざ、講座。
「これはいける」
講師の方に褒めていただいた時は、嬉しさのあまり身体が震えました。まだまだ内容に弱点があるものの、ターゲット設定や内容など、売れるポイントを押さえていたそう。特に小説は登場人物設定が流行りに合っており、映画化の可能性もあるとか。早くも私の頭の中には、イケメン俳優との舞台挨拶風景が広がりました(笑)

その後、講師の方に名刺をいただいてさらに企画書を提出。その中の一つが『女の子向け仕事図鑑』の企画でした。

続く(第2回では、企画のプロセスをお伝えします)

華井ゆりな

華井 ゆりな
愛知県生まれ。コピーライターとして、トヨタ系企業、大手飲食チェーン、病院、私立大学、専門学校など、多種多様な企業の取材を行いながら、本を執筆中。「コピーライター養成講座 基礎コース」「文章力養成講座」「プロモーショナル・マーケター養成講座」「編集・ライター養成講座 総合コース」修了生。

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『編集・ライター養成講座 総合コース』
講師陣は、総合誌、週刊誌、ビジネス誌、ファッション誌、Webメディアなどさまざまな分野の現役編集長や、第一線で活躍中のライター・ジャーナリスト・作家など。多くの課題添削、実践トレーニングを通じて、現場で活躍できる編集者、ライターを養成します。

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