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上田義彦×葛西 薫が語る写真と広告 「光、形、言葉、なにやらかにやら」

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表現すること全部が仕事

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葛西:ウーロン茶と言えば、もう一人欠かせない人がいる。コピーライターの安藤隆さんです。いつも3人で喧々諤々で作ってきました。安藤さんのコピーのつけ方がまた面白い。上がってきた写真に「サのつくウーロン茶? ウフフ」なんてつけるんだから。写真なんて見てないよってくらいの。

上田:できあがったものを見ると、うなるしかない。今思うと、ウーロン茶の仕事は宝物をいただいたんだなって思います。もう2度とできないような仕事を、ある時期、ちゃんと、精一杯やらせていただいた。これまでの広告を見て、つくづく思います。

葛西:サン・アドって嬉しいことにデザイン会社じゃなくて、デザイナーもコピーライターも写真家も、演出家もいる。ある人は小説も書いていたり。つまり、表現すること全部が仕事だと思っている人たちの集まりで、ひとつの社会がそこにあると感じます。僕はデザインをデザイナーから学んだ記憶はあまりなくて、ある時は写真家と仕事することでデザインのことを知ったりコピーライターと仕事をするほどデザインのことがわかったり。

上田:サン・アドは社内で垣根を作らない印象がありますよね。たまたま写真をやっているし、たまたまコピーを書いている。ここは俺の仕事じゃないからというんじゃなくて、他の職種の人でも、そんな風に考えるんだ、それいただき!みたいな空気がある。そういう関係でいれば、これからも面白いことがたくさん起こりそうですね。

トークイベント第2夜、第3夜ダイジェスト

葛西さん、上田さんに続く第2夜のテーマは「We are women.」。ライトパブリシティの国井美果さん、サン・アドOGで文筆家の青木美詠子さん、同じくOGコピーライターの李和淑さん、サン・アド社員の笠原千昌さん、岩崎亜矢さんの5名の女性コピーライターが、サイコロで出たテーマについてトークを展開。仕事を始めたきっかけからそれぞれのターニングポイント、また女性クリエイターならではの苦労話などで盛り上がった。

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第3夜は「サン・アド都市伝説」、個性豊かなサン・アドOBと現役メンバーによるトークバトル形式で、電通のコピーライター中村禎さん、ナカハタのクリエイティブ・ディレクター佐倉康彦さん、マテ社CMディレクターの松崎茂登さん、Rooftopプロデューサーの小田桐団さんと、サン・アド アートディレクターの小島潤一さん、プロデューサーの南川高廣さんの6名で展開下。毒舌(?)や裏話を散りばめながら、不遇をチャンスに変えるヒントや後輩に対する叱咤激励が飛び交う熱い回となった。

INFORMATION

ブレーン別冊
『そこは表現の学校のような場所でした』

(伊藤総研責任編集+月刊ブレーン+サン・アド50周年実行委員会)
¥1,600(税別) 好評発売中

もう一つのサン・アド50周年プロジェクト!
サン・アドの表現の考え方、作り方を、サン・アドの現役クリエイターらが自ら語り下ろし、伝える本ができました。
「デザイン」「コピー」「写真」「文字」「色」「物語」「質感」「現場」「演出」「エロス」など、11のテーマを収録。

登場する方々:
細谷巖、高井薫、一倉宏、岩崎亜矢、葛西薫、ホンマタカシ、前田知巳、安藤隆 ほか

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