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コラム

宣伝会議サミット デジタルマーケティング・フォーラム2014

『Wonders! by Panasonic』にみる、パナソニックのブランドコミュニケーション

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「行動」と「イメージ」の両面から全社の変革を牽引するキャンペーンワード「Wonders! by Panasonic」

竹安 聡(パナソニック株式会社 役員 コーポレートコミュニケーション担当、宣伝担当、社会文化担当、ブランドコミュニケーション本部 本部長)

当社では新しいキャンペーンワード「Wonders! by Panasonic」を制定しました。このキャンペーンワードのもと、お客様がパナソニックから「驚き」や「感動」を感じてもらえるよう、社内外で変革を進めています。具体的には「行動(BI=ビヘイビア・アイデンティティ)」と「イメージ(VI=ビジュアル・アイデンティティ)」の両面から全社的な変革を進め、新しい企業アイデンティティを構築しているところです。

BI活動としては、新たに「Wonder賞」を創設しました。これは、お客さまが「驚き」や「期待」を感じて頂けるような新商品や新サービスに対して、社内外の視点で選定を行い、贈賞する社内表彰制度です。第1回は、パッシブハウス型農業プラントや重作業を支援する装着型パワードスーツなど6つの商品・サービスが一般消費者、社員、社外有識者により選出されました。これをVI活動として展開、受賞商品を広告のテーマに用い、社外に向け発信しています。

もう一つは、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックに向けた取組みです。

本年、オリンピック・パラリンピック ワールドワイド公式パートナー契約を締結し、これを起点とした「Wonder」創出活動を推進しています。

BI活動の一例として、今年5月に「Wonder Japan Forum」を開催。オリンピック組織委員会や官公庁、関係企業の方々とともに、より良い日本の姿を考えました。2020年に東京が抱える課題と当社のお役立ちについて、引き続き検討しています。
一方、VI活動としては、パートナー契約を活用したテレビや新聞、雑誌などの広告を展開するほか、東京オリンピックの開催エリア内に構えるパナソニックセンター東京では、オリンピックをテーマとした4Kソリューションや業務用放送機器などの展示を行っています。

当社ではこうした「Wonder」の活動を通じ、最終的にパナソニックそのものが「Wonder」になれるよう、新しいCI(コーポレート・アイデンティティ)を確立させたいと考えています。