「移り変わりが激しい業界だからこそ、長期的な視点を持ってほしい」——アウンコンサルティング 信太社長に聞く

海外拠点をリーダークラスの育成の場として活用する

——スキル面では自主活動の奨励をしているとのことでしたが、考え方や視座といった部分で求めていることはありますか?

社員には「長期的な視点で物事を考えるように」と言っています。ただ、役職によってある程度目安としている期間があり、一般職なら3カ月先、課長なら6カ月先、部長なら1年、執行役員は2年、役員は3年先を想定するという具合です。そして、その期間に合わせた「MBO(目標管理)シート」を全員が作成し、それに基づいて仕事をしています。加えて、毎月10~20分程度、マネージャーとメンバーとの面談の機会を持つようにしています。先ほども申し上げたように、我々のいる業界は移り変わりが激しいので、今やっていることが10年後20年後も通用するかというと、おそらくそうではないでしょう。逆説的ですが、だからこそ、できるだけ中長期的な視点で考えることを促しているのです。最初に申し上げた、「自分なりの考え・意見を持つ」ためにも、中長期を想定することは大切ですね。

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[マーケティング研究室]
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時代の流れがますます速くなっている昨今、求められる人材においても、そうした流れに翻弄されることなく、しっかりと考えて行動できる「マーケティング思考」が、マーケティング部門のみならず、あらゆるビジネスパーソンに求められる時代なってきている。

このコラムでは、そうした「マーケティング思考&行動」ができる人材を育成するにはどうすればいいのか?企業のトップに、人材育成について考えていること、大切にしていること、実践していることなどを聞いていく。

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