201X年、マーケティングロボット誕生
ソフトバンクのPepperくんのような人間に近いロボットが身近になってくると、人工知能や量子コンピュータがさらに進化した未来には、マーケティングにも「ロボット」が導入される日が来るのではないかと思います。
人工知能については、イーロン・マスクがすでに暗い未来を想像し、「人類の敵になる」と警告しているようですが、「理想のマーケティングロボット」を現時点で想像してみることで、マーケティングオートメーションがもたらすイノベーションについて検討してみたいと思います。
その未来のマーケティングロボットは、進化した優しいPepperくんなのか、あるいは人間の敵となるような冷たいHAL9000なのかを考えてみよう、というワケです。
実際にあなたの部下としてマーケティングロボットの「スマーケター(S-Marketer)くん」が配属になったとしたら、どんな職務をさせたいですか?ちなみに「スマーケター」という名前は、Sはsubordinateの部下という意味ですが、スマートマーケターから付けました。
スマーケターくんは、おそらく肉体労働には向いていませんが、知的な頭脳労働には最適です。それも不眠不休で働くことができ、複雑なマルチタスクを高速でこなせます。必要な知識についてはもちろん最初はゼロですが、ダウンロードしてインプットすれば忘れることはなく、しかも記憶容量はほぼ無限です。コミュニケーションは基本テクストですが、音声でも可能なのでメールや口頭でも話が通じます。しかし何と言ってもサーバーと連携して直接データを受け取るほうが得意です。
