【前回コラム】「ヴィレヴァン「逆理」の仕入れ術~無理でしょ、いや無理じゃない」はこちら
こんにちは、ヴィレッジヴァンガードの関戸です。
今回は、ヴィレヴァン特有の陳列について少々。店舗によって前後しますが、取り扱っている商品は数万アイテムあり、これらをすべて把握し、白いキャンバスに絵を描くように配置していきます。店舗でのエピソードも交えながら、ヴィレヴァンの売場は何を意識してあのようなごちゃまぜ陳列に至ったのかをすこし解き明かしていきたいと思います。
今回も個人的な見解が少なからず含まれることはご了承ください。
朝っぱらからツインギターをかきならす
ある日の朝のこと、一人の男性がオープンと同時にご来店された。店内をやや足早に歩きながら何かを探していらっしゃるような感じだった。声をかけようかとも思ったが、ひとりで店内を楽しんでいらっしゃるかもしれないので、さりげなく気にしながら、そっとしておいた。だが、数分後、その男性はしびれをきらしたのか、私のところにつかつかと歩いてきた。
「あの~ギターありますか、ギター」
「あ~、音楽系雑誌の横にありますね」
「えっ、そんなとこにあんの??」
「ご案内しますよ」。
ギターならあるぜと思いながら、ひとまず、お客様をその場所にお連れした。
「ギターって、これなんですけどね」。
KAIGI IDにログインすると、すべての記事が無料で読み放題となります。
「AdverTimes. (アドタイ)」の記事はすべて無料です
会員登録により、興味に合った記事や情報をお届けします
関戸康嗣(ヴィレッジヴァンガード 営業企画部リーダー)
関戸康嗣(ヴィレッジヴァンガード 営業企画部リーダー)
ヴィッジヴァンガード営業企画部リーダー。1999年ヴィレッジヴァンガード下北沢店に勢いで「入社したいんですけど」と言ってしまう。清貧の思想で薄給に耐えながらも、下北沢で文化発信の一端を担う。
その後「3カ月以内に売上改善できなければ閉店する予定だから」と言われながら横浜ワールドポーターズ店で店長デビュー。馬車馬のごとく働いて3カ月後には全国最下位の店舗を全国トップへ。ここでだいぶ寿命が縮まる。以後、仕事のブレーキが壊れたまま、下北沢店店長、自由が丘店店長をはじめ、主要首都圏店舗の店長を歴任する。
2006年から首都圏のエリアマネージャー、2011年震災後、東北エリアマネージャー。現在、本部にて、ヴィレッジヴァンガードのノウハウをまとめるプロジェクトのリーダー。最近では、他社の企業内研修やイベントでのPOPライティングセミナーの講師も務める。
ウェブサイト http://www.village-v.co.jp
Twitter https://twitter.com/vgvd
Facebook https://www.facebook.com/VillageVanguardOnline
関戸康嗣(ヴィレッジヴァンガード 営業企画部リーダー)
ヴィッジヴァンガード営業企画部リーダー。1999年ヴィレッジヴァンガード下北沢店に勢いで「入社したいんですけど」と言ってしまう。清貧の思想で薄給に耐えながらも、下北沢で文化発信の一端を担う。
その後「3カ月以内に売上改善できなければ閉店する予定だから」と言われながら横浜ワールドポーターズ店で店長デビュー。馬車馬のごとく働いて3カ月後には全国最下位の店舗を全国トップへ。ここでだいぶ寿命が縮まる。以後、仕事のブレーキが壊れたまま、下北沢店店長、自由が丘店店長をはじめ、主要首都圏店舗の店長を歴任する。
2006年から首都圏のエリアマネージャー、2011年震災後、東北エリアマネージャー。現在、本部にて、ヴィレッジヴァンガードのノウハウをまとめるプロジェクトのリーダー。最近では、他社の企業内研修やイベントでのPOPライティングセミナーの講師も務める。
ウェブサイト http://www.village-v.co.jp
Twitter https://twitter.com/vgvd
Facebook https://www.facebook.com/VillageVanguardOnline
この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。