【前回コラム】「【動画あり】ホラン千秋が“プロ級”にまで極めたアルバイトとは?女優までの道のり」はこちら
これまで、次世代を担う注目タレントたちを紹介してきた本連載。今回は特別編として、まだ発掘されていないタレントの卵たちをピックアップ。
これから「広告の中の人」になる彼女たちについて、紹介します。
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タレントキャスティングの意義
次のテレビCMでは、どんなタレントを起用しようか——CM制作のたびにそんな課題に直面する宣伝部長は少なくない。「世間で認識されている企業や商品、サービスのイメージと、企業自身がこう思われたいという理想像とのギャップを埋めることに、タレントキャスティングの意義があります」とキャスティング事業を行うイー・スピリットの足立茂樹社長は言う。
キャスティングの手法には主に、実力派の俳優やアスリートを起用してブランド価値を上げる「パワーアップ型」、今まさに旬なタレントを起用し話題性を重視する「イマ旬型」、同じタレントを企画や演出の違いでイメージを変える「クリエィティブ型」、それらを組み合わせた「複合型」があるが、足立氏は「企業側が持つ理想を描くCMにぴったりと合致するタレントは限られるケースが多く、さらに、『イマ旬型』のように人気者を起用することは予想以上に大変です」と話す。
そこで足立氏が勧めるのは、CMに起用する可能性のある主要なタレントをリスト化することだ。「通常、人気のあるタレントは他社も狙っていますので競争率が高く、他社が契約している場合には競合としての範囲を広く指定しているケースもあります。注目するタレントはリスト化し、定点観測することが重要です」。
