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コラム

広告の中の人 次世代を担う注目のタレント

石橋けいが見せる、年を重ねるごとに増す魅力に迫る

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話題となった宝島社の新聞広告「あたらしい服を、さがそう。」を始め、さまざまな作品を手掛けるクリエイティブディレクター/コピーライターの三井明子氏と、ドラマや舞台、CMと幅広く活躍する女優の石橋けいさん。二人に仕事への向き合い方を語ってもらいました。

石橋けい
ヘアメイク/大上あづさ Photo /杉能信介

足立:まずは2016年「クリエイター・オブ・ザ・イヤー」メダリストの受賞、おめでとうございます。

三井:ありがとうございます、光栄です。

足立:受賞されてから何か変わったことはありましたか?

三井:実は、8年前にも一度同じ賞をいただいたことがあるのですが、その頃はあまり「おめでとう」と言っていただいた記憶がなくて……(苦笑)。私はSNSを使うことが得意ではないので、自分から発信はしないのですが、おそらく今回はほかに受賞された方が積極的に発信をされたこともあり、私の受賞も広まったようです。以前に受賞した時に比べて、お祝いを言ってくださる方が各段に増えたので、これもSNSの効果なのかな、と。時代の変化を感じています(笑)。

足立:ちなみに、三井さんの経歴ってものすごく面白いですよね。中学校の美術の先生を経て電通で派遣の仕事をし、ご主人でCMプランナーの福里真一さんとお知り合いになる。その後、宣伝会議のコピーライター養成講座に通われたんですか?

三井:派遣をしながら通っていました。その後プロダクションに入社し、コピーライターになりましたが、上手くいかずに退職しました。退職後は職業訓練校に通って溶接の資格も取りましたが、これも向いてないなと、もう一度就職活動をして、コーセーの宣伝部に入ることができたんです。

足立:経歴を聞いて感じたのは、今コピーライターをされている三井さんは夢をあきらめない方なんだなと。コピーライターを志す気持ちが強かったのですか?

三井:いろいろなことをやっては諦めて、結局戻ったのがコピーライターの仕事でした。コピーが本当に上手く書けなくて、「もう嫌だな、才能ないな、やめよう」と何度も思うんですけれど、どうしてもコピーを考える仕事を諦められず、やっとのことで続けてきたんです。とにかく、“ 一人前のコピーライター ” を目指してきました。

足立:コピーライターとして続けていけると自信を持たれたきっかけはありますか?

三井明子

三井:時々受賞できるようになってからです。その前は手探り状態でした。この仕事が自分に向いていると自信があったわけでもなく、常に綱渡りをしているように、ぎりぎりのところでやってきました。

足立:そういえば、石橋さんと三井さんは一緒にお仕事をされたことはありますか?

石橋:いえ、はじめましてです。

足立:なるほど。石橋さんはいろいろな作品に出演されていて、存在感がすごくありますよね。女優歴も長いですよね?

石橋:はい、24年くらいです。

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