「“べき”ではなく“たい”が新しい価値を生み出す」——インフォテリア 平野社長に聞く

【前回のコラム】「「創造力を駆使して顧客に期待以上の提案ができるか」——ビートレンド 井上社長に聞くはこちら

時代の流れがますます速くなっている昨今。企業に求められる人材においても、流されずにしっかりと考えて行動できる「マーケティング思考」が重視されてきている。これはマーケティング部門のみならず、あらゆるビジネスパーソンに求められる資質である。
このコラムでは、企業のトップに対して、人材育成について考えていることや実践していることを聞いていく。その中で、「マーケティング思考ができて、なおかつ実際に行動に移すことができる人材」を育成するにはどうすればいいのかを探っていきたい。
今回は、様々なデバイスやシステムを「つなぐ」ことで効率化するプロダクトを提供している、インフォテリアの代表取締役社長兼CEO 平野 洋一郎氏に聞いた。

インフォテリア 代表取締役社長兼CEO 平野 洋一郎 氏

誇りを持てる仕事を通して、幸福だと感じられること

——貴社がリーダーに対して“求めている力”とは、どのようなものでしょうか?

リーダーのみならず全社員に求めていることが、「発想と挑戦」「世界的視野」「幸せの連鎖」、この3つの経営理念に沿った力を身につけることです。まず、「発想と挑戦」ですが、わが社は製品を生み出していく「プロダクトカンパニー」なので、世の中に次々と新たな提案をしていくところに価値を求めています。そのためにはアイデアを持ち、実現に向けてチャレンジしていくことが非常に大切です。

2つ目の「世界的視野」については、扱っているのがソフトウェアなので、プラットフォームとして世界中で使われることを意識しています。その意識が必要なのは、製品開発だけではなくマーケティング、営業、管理部門も含まれます。当社のソフトウェアが世界中で使われたときにどういうことが起こるのか、どういう人と仕事をすることになるのか、そうしたことを全社員が意識して仕事をしてほしいと思っています。

3つ目の「幸せの連鎖」というのは、幸せを感じられる仕事をするということです。「幸せ」は個人の主観なので何を幸せと感じるかは違ってきますが、われわれは「誇りを持てる仕事をする」ことを幸せの一つと定義しています。人生のうちの大部分は仕事の時間ですから、仕事をすることが幸せであるというのはとても重要です。誇りを持てる仕事を通じて世界に幸せを連鎖させていくために、まずは当事者である私たち自身が幸せでなくてはならない。そういう意味で「幸せを感じる力」を重要視しています。

——3つの力の中で、「幸せを感じる力」というのは特徴的ですね。

そう思います。会社なのでもちろん業績を求めていますが、会社の基礎は人です。会社を形成している社員一人ひとりが幸せでなければ、会社も継続的な成長は見込めないと考えています。育成ももちろん大切ですが、そもそも「仕事に誇りを持てることを幸せと感じる」といった当社の理念に共感した人に入社してほしいと思います。

次ページ 「「べき」を減らして「たい」を増やす」へ続く

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[マーケティング研究室]
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時代の流れがますます速くなっている昨今、求められる人材においても、そうした流れに翻弄されることなく、しっかりと考えて行動できる「マーケティング思考」が、マーケティング部門のみならず、あらゆるビジネスパーソンに求められる時代なってきている。

このコラムでは、そうした「マーケティング思考&行動」ができる人材を育成するにはどうすればいいのか?企業のトップに、人材育成について考えていること、大切にしていること、実践していることなどを聞いていく。

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時代の流れがますます速くなっている昨今、求められる人材においても、そうした流れに翻弄されることなく、しっかりと考えて行動できる「マーケティング思考」が、マーケティング部門のみならず、あらゆるビジネスパーソンに求められる時代なってきている。

このコラムでは、そうした「マーケティング思考&行動」ができる人材を育成するにはどうすればいいのか?企業のトップに、人材育成について考えていること、大切にしていること、実践していることなどを聞いていく。

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