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NHK連続テレビ小説『ごちそうさん』にヒロインの義妹・西門希子役で出演し、一躍名をはせた高畑充希さん。
演技だけでなく卓越した歌唱力を評価する声も多い、関西出身の彼女の才能と素顔に迫る。
演技だけでなく卓越した歌唱力を評価する声も多い、関西出身の彼女の才能と素顔に迫る。
足立:
『ごちそうさん』、観ていましたよ。
高畑:
ありがとうございます。
足立:
しゃべらない演技が絶妙で、逆にインパクトがありましたね。
高畑:
最初に台本を見たとき、私のパートのほとんどが「…」だったので、びっくりしました。本当は話したくて話したくて。これまで舞台の上ではどちらかというと言葉やアクションで表現を膨らませることが多かったんです。でも台詞がなく、ただそこにいるという役は新鮮で、あの役を通じて、役者として一皮むけられたように思います。
足立:
お会いしてみて、役とはずいぶんイメージが違うなと思いました。
高畑:
関西人なので普段はよく喋りますよ。いつもは関西弁ですし、関東の人は会話のテンポが遅いと思うくらいに関西人です(笑)。
足立:
ツッコミとボケはどちらが担当?
高畑:
どちらかというと、ツッコミです。気付かずボケている時もあります。
足立:
『ごちそうさん』以降、周囲の反応も変わりましたか。
高畑:
そうですね。やはりテレビ、朝ドラの威力はすごいなと、身をもって感じました。テレビで知ってくれた方が、舞台にも足を運んでいただくことも増え、観てくれる人が増えているのが、すごく嬉しいですね。
足立:
元々は舞台をやっていたんですよね。
高畑:
舞台を中心に活動していました。両親の趣味が舞台鑑賞で、子どもの頃から週末は家族3人で舞台を観に行ったりしていました。中でもミュージカルの『レ・ミゼラブル』は小学生の頃から大好きで、当時よく歌っていました。私は「面白い」の基準が、鳥肌が立つかどうかなんですが、『レ・ミゼラブル』は何度観ても鳥肌が立ちます。
