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ポップアップストア、実際やってみてどうだった?——新潟県・VERY Rice!の場合

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コンテンツとしての米

米菓のおいしさを通じて、お米のおいしさを伝える狙いがあった。

VERY Rice!が地元・新潟でイベント&ポップアップストア「おせんべい研究所」を展開したのは昨年5月の連休のこと。「雪の宿」などの米菓で知られる業界2位の地元企業・三幸製菓の協賛のもと、「おせんべいを通じて米を考える」をテーマに、さまざまなコンテンツを展開した。「ラフォーレ原宿・新潟から、2014年の連休期間のイベント出展の依頼を受けたのがきっかけ。日本人にとって身近で、当たり前のような存在の『おせんべい』にスポットライトを当てて、米菓の美味しさを通じて、お米の魅力を知ってもらおうと考えました」とVERY Rice!を運営するロストアンドファウンド代表取締役でデザイナーのイナムラシンヤさんは話す。

具体的には、米菓の歴史やつくり方に関する展示を行ったほか、新潟のイタリア料理店・洋菓子店とおせんべいを使ったメニューを開発し、販売した。ランチ、スイーツ、ジェラートなどバラエティに富むメニューが用意され、砕いたおせんべいを衣にした鶏の唐揚げなどが好評だったという。また、お米に関連したプロダクトとして、先のiPhoneケースに加えて紙製の米袋をリサイクルしたトートバッグを販売。三幸製菓から提供された「雪の宿」新フレーバーの無料配布も行った。

次ページ 「販路開拓も試行錯誤」へ続く


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