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今年のテーマは「おいしい広告」——TCC広告賞展2015開催中

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グランプリに、サントリー「ペプシネックスゼロ」のコピー「自分より強いヤツを倒せ。」(TAGBOAT 多田琢氏)が選ばれたTCC賞2015。応募総数8122点の中から選ばれた受賞作品が一堂に会する「TCC広告賞展2015」が、東京・汐留のアド・ミュージアム東京で開催されている。

今年の展示テーマは「おいしい広告」。「コピーひとつで広告はくるっと変わる。広告がぐっとおいしくなる」(開催趣旨より)というコピーの面白さを、展示会を通じて発見して欲しいという思いを込めた。

会場の空間デザインを、本年度コピー年鑑のアートディレクションを手がける佐野研二郎氏が担当。展示テーマに合わせて、会場内外にはパンをモチーフとしたグラフィックが多数展開されている。カフェのような雰囲気で、いつもとは一味違う「TCC広告賞展」になっている。

会場では、入賞作品の映像の上映とともに、ポスターなどを展示。「今年は力作のグラフィックがたくさん入賞したので、バラエティに富んだ展示になっていると思います」と、本年度の審査委員長 一倉宏氏はコメントした。

TCC賞展の空間。天井からぶらさがっているのは、入賞作品の代表コピーを記したパン。ポスターなどのグラフィックのみならず、カフェのような黒板やかわいい小物が並ぶインテリアなど、すべて佐野研二郎氏がディレクションした。

8月2日までの会期中は、展示にあわせて、受賞者によるトークイベントも開催(詳細未定)。また、2012年から続く企画「コピーライター行動展示」も実施される。6月20日から8月2日まで、新人賞受賞者を中心としたのべ24人のコピーライターが会場に「展示」され、優れたコピーがどんな人物から生み出されているのか、普段はどんな発想で仕事に臨んでいるのか、生の声を聞くことができる。

さらに、アド・ミュージアムに併設されている広告図書館では、特別展示「コピーライターの本棚」を行う。TCCグランプリの多田氏や、最高新人賞の山本友和氏、審査委員長の一倉宏氏、2015年度ホール・オブ・フェイムの仲畑貴志氏が日頃読んでいる本・若い世代におすすめしたい本を、メッセージとともに紹介する。

また、受賞作品を収録した本年度のコピー年鑑は、11月に発売予定。髙崎卓馬氏が編集長を務める。

 
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