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PR会社のベクトルがカヤックと提携して「ベヤック」をつくった理由

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――ベヤックと組むことで、新しいPRができる?

美濃部:そうですね、カヤックはHTML5のクリエイターを数多く抱えている日本でも有数の会社。企画の技術的な裏付けもできるうえ、新しい表現ができることでアイデアの引き出しが増えます。

岩田:僕らの方がWeb的に面白いという感覚はもっているかもしれません。ただ、一般的な感覚は一部欠如しているので(笑)。ベクトルの持っている知見と組み合わせることで、マスも含めてより広がると思います。

三浦:提案に行くと、お客さんの反応がすごくいいですね。一緒にブレストしていても、僕らだけでは出てこないようなアイデアが生まれます。これだったらヤフトピはじめ、様々なメディアに紹介されるだろうという実感が持てます。

いまPR会社で、グループ内にクリエイティブエージェンシーを持っているところはないと思います。これはPR会社からすると、「コンテンツそのものはクライアントがつくっているので、そこまでは保証できませんよ」と、少し逃げているところがあると思う。個人的にここに違和感があって、今回カヤックと一緒にコンテンツをつくるということは、クライアントの成果につなげるということから逃げないという覚悟だと思っています。

――PR会社として、コンテンツにまで責任を持つという表明なのですね。過去に実施された企画のなかで、カヤックとベクトルにお願いすれば、こういったことが実現できるというものはありますか?

岩田:一緒に取り組めそうなもので、ぱっと思い浮かんだものはホラー映画『貞子3D2』のプロモーションで、劇場内で怖さを増すアプリを起動してもらうという企画ですね。これは映画監督から、鑑賞時の体験をさらによくしたいという依頼で行いました。かなり話題になったのですが、もしベクトルと一緒にできれば、もっと大きなムーブメントになったかもしれません。

――面白い企画がたくさん生まれそうですね。最後に、今後の方針を教えてください。

美濃部:面白いものも、感動するものも、もっと広められると思います。我々としては、いいものを世の中に広めたいと思っています。クライアント企業様のいい商品やサービスをより多くの方々に広めていきたいのです。そのときの情報は必ずコンテンツ化されているはず。そのときの展開はチャーミングなものであるはずで、それをベヤックでつくり出していけると思っています。

岩田:ありがとうございます。一般的なPR活動は、商品やサービスのファクトを見つけて、そこを広めて自分ゴト化させていくことがアプローチだと思います。一方で、カヤックは事件性のあるネタをつくり、露出させる打ち上げ花火的なことが得意。このPRのアプローチと、僕らの打ち上げ花火が組み合わさることで、しっかり商品の価値に落ちていて、同時に人の口の端に上るコンテンツをつくっていけると思います。

三浦:今回の提携についての社内認知は、ベクトルでは100%だと思います。まずは、社内にカヤック部屋をつくりたいですね。0.01坪ぐらいのスペースを設けるので、世界最小の派出所にして、まずはそれで話題化しましょうか(笑)

atall

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