活況に沸く北陸の玄関口――金沢ターミナル開発 左近光治・取締役営業部長

広告界最大級のイベント「全日本広告連盟大会」が今年5月、北陸新幹線開業に沸く金沢市で開かれ、全国の広告関係者をはじめ1400人が来場しました。広告界の業界団体である公益社団法人全日本広告連盟(全広連)の主催によるもので、今年で63回目を迎えます。
この連載は、全広連と宣伝会議とのコラボレーションの一環で発行した新聞「アドバタイムズ特別号」の記事の一部を転載するものです。新幹線開業で注目される北陸経済や、金沢の広告界・クリエイティブの今を紹介します。

新幹線開業で活況に沸く金沢で、その象徴とも言える商業施設がJR金沢駅構内の「金沢百番街」だ。3月14日の北陸新幹線開業と同時にファッションエリアをリニューアルオープン。昨夏に開設した土産物・飲食エリアとともに、北陸の玄関口の魅力づくりに一役買っている。

運営する金沢ターミナル開発の左近光治・取締役営業部長に開業後の手応えと今後のビジョンを聞いた。

新幹線開業前から売上が急上昇

金沢百番街は、「あんと」と「Rinto(リント)」と「くつろぎ館」という3つのエリアから成り立っています。あんとはスペースを拡張して2014年7月にリニューアルオープンしました。リントは以前からありましたが、北陸新幹線開業に合わせて大リニューアルしました。

これまでの金沢百番街のショッピングセンター売上の最高記録は、年始のバーゲン開始日である1月2日というのが通例で、歴代の売上ランキングは各年の1月2日が独占していました。それが北陸新幹線開業の3月14日以降、ランキングに食い込む日が現れたのです。

そして大型連休の5月4日、ついに歴代1位の売上を更新しました。

この日は兼六園や金沢21世紀美術館などへの人手も多く、開催中のクラシック音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ金沢」も来場者が12万人を超えたという発表があるなど、連休中は他の地域から非常に多くの方が金沢を訪れました。

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全日本広告連盟金沢大会
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