世界の広告専門のジャーナリストたちが審査員を務めるフランス発の国際広告賞「Epica Awards」の2015年の審査結果が発表された。
選出されたグランプリは全部で4つ。フィルム部門は、資生堂の動画「High School Girl? メーク女子高生のヒミツ」が選ばれた。デジタル部門は、翻訳サービス「ElaN」の動画キャンペーン、プレス部門はイギリスの老舗百貨店ジョン・ルイスのグラフィック広告シリーズ、アウトドア部門ではMINIの屋外広告が受賞した。
各グランプリ作品の詳細は下記の通り。
フィルム部門グランプリ
資生堂「High School Girl? メーク女子高生のヒミツ」(Watts of Tokyo)
高校の教室にいる美人女子高生たち、その正体は実は、メークした男子高校生だった。人の印象をガラリと変える資生堂のメークの力を意表をつく形で証明した。
審査委員長Olivier de Montchenu(Euronews)のコメント:
「信じられないパワフルなアイデア、そして極めて完成度が高い。まるでショートフィルムのようです。非常に時事性が高く、印象に残るジェンダーの捉え方をしていると感じます」
デジタル部門グランプリ
ElaN「Taste the Translation」(J. Walter Thompson Amsterdam)
オンライン翻訳サービス「ElaN」知名度向上のためのキャンペーン。日本のクックパッドのレシピをGoogle翻訳とElaN翻訳にかけ、その結果を元にシェフが料理を作る。ElaN翻訳による寿司は美味しく完成したが、Google翻訳による寿司の結果は……?