「お客さまに寄り添う」「企業の意思を示す」を両立させるマーケティングの実践

企業の存在意義を打ち出すマーケティングも重要

——消費者の嗜好性やライフスタイルが多様化する中で、広告コミュニケーションの企画や実践もこれまで以上に難しくなっています。土橋:

商品について興味を持っていただく以前に、企業に興味を持っていただく必要性が高まっていると感じます。商品の良さを伝えるだけでなく、企業姿勢に共感していただく。企業自体が信頼できるのか、共感できるのかという軸は東日本大震災以降、強まっている傾向だと感じています。そこで必要なのは、どんな思いを持って商品を開発し、世の中に送り出しているのかを伝えること。当社では、現在、モータースポーツ活動がクルマづくりの進化、自動車産業の発展に不可欠であるという創業者の思いを受け継ぎ、もっといいクルマを開発しようと、すべての開発・製造工程を基礎から変える試みを行っています。同時に、試乗会やレーシングカーの同乗体験などのリアルなイベントを実施し、クルマを好きになってもらうための取り組みも行っています。トヨタとして、新しいカーライフも提案していきたいですね。

続きを読むには無料会員登録が必要です。

残り 920 / 2096 文字

KAIGI IDにログインすると、すべての記事が無料で読み放題となります。

登録に必要な情報は簡単な5項目のみとなります

「AdverTimes. (アドタイ)」の記事はすべて無料です

会員登録により、興味に合った記事や情報をお届けします

宣伝会議サミット2015
宣伝会議サミット2015
宣伝会議サミット2015
この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

このコラムを読んだ方におススメのコラム

    タイアップ