SMAP生会見がきわめてソーシャルテレビ的現象だった件(加えて動画配信どうなのよ)

【前回記事】「新しい視聴計測で、テレビは「おばさん化スパイラル」から抜け出せるか?」はこちら

たった半日の告知で『スマスマ』視聴率が3倍に

1月18日夜はさすがにあなたも見ましたよね。『SMAP×SMAP』の話です。降って湧いた解散の噂について、生で何か言うらしいと、珍しくまっすぐ帰宅したぜ、って方も多かったでしょう。

この時の会見についてはいろんな憶測といろんな意見が飛び交っていますし、私も強く思うところがあるのですが、それは個人ブログのほうで書くこととして、このコラムとしてはふと気づいたことを書いてみます。

今回の『SMAP×SMAP』は平均視聴率31.2%、瞬間最高では37.2%と近年まれに見る高さだったそうです。1月11日放送の前回は平均で10.2%だったそうですから、約3倍ですね。すごい!

それは当然だよ。だって解散騒動の最中、生で何か発表するというのだから。そう、それはそうです。でもよく考えてください。この放送で特別な発表をすることは、前々から告知されていたわけではありませんよね。確かお昼の12時頃、ニュースがネット上に出ました。「今夜、5人そろって会見へ スマスマで生中継も」そんな見出しの、スポーツ紙のネット版の記事だったようです。

これはYahoo!トピックスにも載ったし、いくつかのニュースサイトに転載されたようです。さらにいまは、他のメディアの記事を元に平気でどんどん別の記事が書かれますから、あちこちでニュースとして伝わったようです。

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境 治(コピーライター/メディアコンサルタント)
境 治(コピーライター/メディアコンサルタント)

1962年福岡市生まれ。1987年東京大学卒業後、広告会社I&S(現I&SBBDO)に入社しコピーライターに。その後、フリーランスとして活動したあとロボット、ビデオプロモーションに勤務。2013年から再びフリーランスに。有料WEBマガジン「テレビとネットの横断業界誌 Media Border」を発刊し、テレビとネットの最新情報を配信している。著書『拡張するテレビ ― 広告と動画とコンテンツビジネスの未来―』 株式会社エム・データ顧問研究員。

境 治(コピーライター/メディアコンサルタント)

1962年福岡市生まれ。1987年東京大学卒業後、広告会社I&S(現I&SBBDO)に入社しコピーライターに。その後、フリーランスとして活動したあとロボット、ビデオプロモーションに勤務。2013年から再びフリーランスに。有料WEBマガジン「テレビとネットの横断業界誌 Media Border」を発刊し、テレビとネットの最新情報を配信している。著書『拡張するテレビ ― 広告と動画とコンテンツビジネスの未来―』 株式会社エム・データ顧問研究員。

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