日本で暮らす家族のために、アプリつくりました。

【前回】「神は細部に宿らない? 単位にまつわるエトセトラ。」はこちら

海外で暮らしていると、離れて暮らす家族の大切さが身にしみます。子供が風邪をひいたって手伝いを気軽に頼める両親はいないし、時差もあってなかなか連絡もとりづらい。ただでさえ大変な異国での生活ですぐそばに頼れる身内がいないというのはなかなか辛いものです。

前回のコラム

では、久しぶりに日本へ里帰りをした話をご紹介しました。出張と帰省を兼ねた旅行でしたが、実はこの里帰りで果たさなくてはいけない、すごく個人的でとても大事な目的がありました。今回はそのエピソードをご紹介します。

お義母さんと僕の息子

僕の奥さんの実家は長崎です。長崎といっても長崎市内から車で2時間、島原半島の一番先端にある人口六千人のほどの小さな漁港町です。近所のスーパーでは地元の漁港で取れた新鮮な魚が安価で手に入り、しかも本当においしい。サンフランシスコでは七切れほどのハマチの盛り合わせを頼めば15ドルは取られますが、ここでは生簀のハマチを一匹まるまる刺身(+カマ付き)にしてもらっても、たった1500円です。社会人のほとんどをアメリカで過ごした僕にとって、新鮮なハマチの刺身って「コリコリ」している食べ物なんだと長崎に来てはじめて知りました。(東京の皆さん、築地の魚もいいですが、やはり現地で食べる魚は格別ですよ!)都内の高層マンションが実家の僕にとって、それとは真逆の田舎への帰省は、いつからかとても楽しみなイベントになりました。

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川島 高(アートディレクター)
川島 高(アートディレクター)

1981年生まれ。慶應義塾大学卒業後、2004年に渡米。文化庁が主催する新進芸術家海外研修員として、カリフォルニア大学ロサンゼルス校 (UCLA) にてメディアアート修士課程修了。アーティストとして作家活動を行う傍ら、アートディレクターとしてAKQAなどの広告代理店にて活動。日本人として初めてGoogleのクリエイティブラボに参画。サンフランシスコ在住。

Facebook: https://www.facebook.com/takashi.kawashima
Twitter: https://twitter.com/kawashima_san

川島 高(アートディレクター)

1981年生まれ。慶應義塾大学卒業後、2004年に渡米。文化庁が主催する新進芸術家海外研修員として、カリフォルニア大学ロサンゼルス校 (UCLA) にてメディアアート修士課程修了。アーティストとして作家活動を行う傍ら、アートディレクターとしてAKQAなどの広告代理店にて活動。日本人として初めてGoogleのクリエイティブラボに参画。サンフランシスコ在住。

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