「PRらしさ」って何だろう?ヤングカンヌPR部門、国内戦の勝ち抜き方・世界戦の戦い方

カンヌライオンズ内で実施される、ヤングライオンズコンペティション(通称:ヤングカンヌ)の日本代表を決める戦いが始まっている。特にPR部門は、3月1日に開催する事前勉強会の規模を急きょ拡大するなど活況を呈しており、過去最高のエントリーが予測されている。

そこで今回は、ヤングカンヌPR部門の昨年の日本代表、村石健太郎さん・石川達也さんに、昨年、今年と日本代表選考審査員を務める本田哲也さん(ブルーカレント・ジャパン)が、日本戦、そして世界戦を制するための秘訣を聞いた。

ヤングカンヌ日本代表選考審査員の本田哲也さん(中央)と、ヤングカンヌPR部門の昨年の日本代表、村石健太郎さん(左)と石川達也さん。

自分の守備範囲だと思える部門は、全部チャレンジする。

本田哲也さん、以下、本田:

石川君と村石君はフリーランスのプランナーで、PR専業というわけではなさそうだけど、ヤングカンヌPR部門に応募した理由を教えてください。

村石健太郎さん、以下、村石:

普段から「ともかく話題になる企画を」と依頼されることが多く、PRの視点はどの案件にも必要と感じていました。でも、正直言うと僕らはフリーランスだから、ここで日本代表になれば対外的にアピールするチャンスだと思っていたので、PR以外にサイバー部門にも応募しましたし、ヤングカンヌだけじゃなくて、アドフェストのヤング・ロータスにも挑戦していました。代表になるまで、自分の守備範囲だと思える部門は全部やる、という意識でしたね。行くことを前提に貯金もしていて、今年ダメだったら職を変えるくらいの覚悟で臨んでいました。

石川達也さん、以下、石川:

応募の前から思考の準備はしていました。8カ月間毎月、海外エージェンシーの著名なクリエイティブディレクターが出題する社会課題に対して、アイデアを考えるコンペがあるんですけど、それに出たりしていて。気合は十分だったんですが、僕は代表に決まってから急きょお金を貯めたので、ヒィヒィ言ってましたね(笑)。

24時までにコアアイデアを!チーム力発揮のコツ

本田:

日本代表になる、という決意の強さが並みじゃないよね。二人は性格も考え方も全然違うけど、以前から組んで仕事やコンペに参加することが多かったのかな。即席じゃない、しっかりとしたチーム感があります。課題に取り組む時の役割分担や時間の使い方にルーティンはあるのかな?

続きを読むには無料会員登録が必要です。

残り 4737 / 5333 文字

KAIGI IDにログインすると、すべての記事が無料で読み放題となります。

登録に必要な情報は簡単な5項目のみとなります

「AdverTimes. (アドタイ)」の記事はすべて無料です

会員登録により、興味に合った記事や情報をお届けします

この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

この記事を読んだ方におススメの記事

    タイアップ