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海外で活躍する日本人に会いに行く
数週間前のことになりますが、毎年この時期に行われる映画の祭典、アカデミー賞。今年は長編アニメ部門にて「思い出のマーニー」がノミネートされたことが話題になりました。昨年は同部門にて「竹取物語」がノミネートされたこともまだ記憶に新しいのではと思いますが、短編アニメーション部門にて「ダム・キーパー」という、もうひとつの日本人監督による作品もノミネートされていたのを皆さんご存知でしょうか?
「ダム・キーパー」は、大気汚染の闇から街を守る「ダム」を管理する主人公のブタ、そして転校生のキツネ、その二人の友情を描く18分の短編映画です。フレームの一枚一枚が手で描かれ、その美しい描写と感動的なストーリが話題となり、世界中の映画祭で賞を総ナメ。その後アカデミー賞にもノミネートされました。その映画の監督と努めたのが堤大介さんと日系アメリカ人のロバート・コンドウさん。お二人はアニメーション会社の最王手「ピクサー」で長年アートディレクターとして務める傍ら、個人制作でこの短編映画を完成させました。また1年半前には二人でピクサーから独立し、「トンコハウス」というスタジオをここサンフランシスコの対岸に位置するイーストベイにて設立し活躍されています。(ちなみにピクサーもここイーストベイに居を構えています。)
