「分散型」メディアの隆盛から、広告主は何を学べるのか

分散型メディアが抱えるジレンマ

画像提供:shutterstock

米国の「Now This News」に代表される分散型メディアは、ニュースメディアの新しい形式として注目されています。Webサイトとしてのランディングページは持たずに、ソーシャルメディアのようなプラットフォームにコンテンツを配信するモデルです。

これまでも、自らのサイトに誘引させることが至上命題であるニュースメディアが、Facebookなど多くの人が集まるプラットフォームに記事を載せることはよくありました。分散型メディアが違うのは、ユーザーに記事がLikeされシェアされることで多くのオーディエンスが獲得できることを「メディアの力」として自覚している点です。

Facebookのようなプラットフォームに依存するということは、そのアルゴリズムの変化や人気に対応しなければならないということでもあります。この点については、一つのプラットフォームだけにコンテンツを配信するのではなく、TwitterやSnapchatなど他のプラットフォームにも併せてコンテンツを提供することでそのリスクを軽減させています。さらに、コンテンツの中味もプラットフォームごとにオーディエンスの嗜好に合わせて変えることで、多くの読者を獲得できます。

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鈴木健(ニューバランス ジャパン マーケティング部長)
鈴木健(ニューバランス ジャパン マーケティング部長)

1991年広告会社の営業としてスタートし、ナイキジャパンで7年のマーケティング経験を経て2009年にニューバランス ジャパンに入社し現在に至る。ブランドマネジメントおよびPRや広告をはじめデジタル、イベント、店頭を含むマーケティングコミュニケーション全般を担当。

鈴木健(ニューバランス ジャパン マーケティング部長)

1991年広告会社の営業としてスタートし、ナイキジャパンで7年のマーケティング経験を経て2009年にニューバランス ジャパンに入社し現在に至る。ブランドマネジメントおよびPRや広告をはじめデジタル、イベント、店頭を含むマーケティングコミュニケーション全般を担当。

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