Push型からPull型へ。B2BにおけるInboundマーケティングとは!?

【前回コラム】「「ディマンド ジェネレーション」ってどうやるの?——高尚すぎる!?日本のB2Bマーケティングの実態」はこちら

B2Bがインバウンドマーケティングに移行する2つの理由

3回目となる今回のテーマはInbound(インバウンド)マーケティングです。昨今、Outbound(アウトバウンド)マーケティングは「Information Flood(情報洪水)」、「土足マーケティング」など、揶揄されることがあります。

事実、我々の会社でも売上達成が厳しくなると、決まったコンタクト先に、あの部署もこの部署も…と競わんばかりにアウントバウンドコールをかけ始めます。

もちろん、それでもある程度の成果は出ます。

それではなぜ今、インバウンド型のマーケティングに移行しようとしているのでしょうか。

ひとつにはテクノロジーの進化もありますが、それは後述するとして、ビジネス側面からの理由を挙げると、

  1. 購買ポイントが多様化し始めたこと
  2. (インバウンド型の方が)セールスサイクルを短くできること

に起因するでしょう。

B2Cの企業や、特にインバウンド型が進んでいるPC業界の方からすれば「そんなこと10年以上前から取り組んでいるよ」と、ちゃんちゃらおかしく聞こえるかもしれません。

法人顧客相手のビジネスでも、数年前からやっとその重要性が認識され始めたようです。

1の例をIT業界で挙げると、情報システム部門からBDM(Business Decision Maker)と

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友廣啓爾(日本マイクロソフト/エンタープライズマーケティング本部 部長)
友廣啓爾(日本マイクロソフト/エンタープライズマーケティング本部 部長)

日本マイクロソフト エンタープライズマーケティング本部 部長職に従事。とある大手印刷会社、とあるベンチャー出版社を経てHP、SAPなどの外資系IT企業にてフィールドマーケティングを経験し現職に至る。ダイレクト、インダイレクト問わず、営業部隊と密接に関わりながら行われるB2Bマーケティングをこよなく愛し、DemandGenerationのあるべきカタチについて日々思いをはせる。現職では、マイクロソフトの法人顧客に対して実施するキャンペーンの設計や仕組みづくりに携わる部署の取りまとめを行っている。

友廣啓爾(日本マイクロソフト/エンタープライズマーケティング本部 部長)

日本マイクロソフト エンタープライズマーケティング本部 部長職に従事。とある大手印刷会社、とあるベンチャー出版社を経てHP、SAPなどの外資系IT企業にてフィールドマーケティングを経験し現職に至る。ダイレクト、インダイレクト問わず、営業部隊と密接に関わりながら行われるB2Bマーケティングをこよなく愛し、DemandGenerationのあるべきカタチについて日々思いをはせる。現職では、マイクロソフトの法人顧客に対して実施するキャンペーンの設計や仕組みづくりに携わる部署の取りまとめを行っている。

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