ネット上の「批判」「誹謗中傷」に、メディアや書き手はどう向き合えばいい?

5月中旬、メディアコンサルタントの

境治氏のブログ

をきっかけに、メディアの専門家たちを巻き込んだ議論が起きた。境氏が、産経デジタルが運営するネットメディア「iRONNA」に「

『子育て』にきびしい国は、みんなが貧しくなる国だ

」という記事を寄稿。その記事が、経済系ニュースサービス「NewsPicks(ニューズピックス)」に掲載され、境氏が自分のブログ上でその記事へのコメント投稿者に抗議するとともに、そのコメントが載ったNewsPicksに自分の記事を掲載しないように呼びかけたのだ。

その境氏のブログ記事に対して、批判されたコメント投稿者本人や、メディアに詳しい専門家たちが意見を発表した。その中でもアジャイルメディア・ネットワークの徳力基彦氏は、Yahoo!ニュース 個人に「

ネットで批判されるのが嫌ならネットで情報発信なんかやめた方が良い?

」という記事を投稿し、ネット上の書き手である以上、批判に過敏に反応するべきではないと境氏に反論した。

こうした一連の議論には、ネット上の批判や誹謗中傷に対して書き手のみならず、メディアやプラットフォーマー、さらには一般の企業もどう向き合うのか、という問題が内在している。そこで、境氏と徳力氏に加えて、メディアの動向に詳しいネット編集者の中川淳一郎氏と、元AERA編集長である浜田敬子氏(朝日新聞社)による座談会を開催した。

続きを読むには無料会員登録が必要です。

残り 4570 / 5100 文字

KAIGI IDにログインすると、すべての記事が無料で読み放題となります。

登録に必要な情報は簡単な5項目のみとなります

「AdverTimes. (アドタイ)」の記事はすべて無料です

会員登録により、興味に合った記事や情報をお届けします

この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

この記事を読んだ方におススメの記事

    タイアップ