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コラム

#石井リナのゆとりですがなにか

“インスタハラスメント”を通して、インフルエンサーマーケティングを考える

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【前回コラム】「インスタジェニックを追い求める若者たちに「自分らしく」の声は届くのか」はこちら

SNSで友情を測られる“インスタハラスメント”とは?

私のInstagramのフォロワーは5000人程度しかいないのですが、それでもインスタグラマーとしてお仕事をいただくことがあります。インスタグラマーとして5000という数は決して多い方ではないですが、3000を超えた頃からお仕事のお誘いをいただくようになりました。

商品をいただいて、その商品を私のInstagramで紹介したり、イベントに呼んでいただいて、イベントを紹介するなど、私のInstagramを活用してフォロワーに何かを伝えるというマーケティング手法です。インスタグラマーといえば、楽してお金を稼いでいると思われることもありますが、フォロワーが多くなったからこそ、感じることも多々ありました。

これは、私が体験した実話ですが、仲の良い友人同士でご飯を食べていたときのこと。お酒も回っていたこともあるかと思いますが、ぼそっと呟かれた一言が衝撃的だったのです。「リナ、今日くらいは私の写真をInstagramに載せてくれるのかな~」と。Instagramに写真を載せることを求められる、これはまさしく“インスタハラスメント”だなと、ふと思ったのです。

私のフォロワーが少なかったときにこんなことを言われることはなかったですし、SNSで友情を測られているなあと感じました。彼女が私に言った真意は追及しなかったので、分かりませんが、フォロワーの多くなったアカウントの中でも、友人として取り上げて欲しいという心理だったのではないかと思います。

次ページ 「SNSで友情を測るのは、インスタ世代だけではない」へ続く