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さて、日本でもとうとう「ポケモンGO」がローンチされました。皆さんも恐らくご存知の通り、一足先にリリースされたアメリカではもはや社会現象になっています。ローンチからたった一週間ですでにモバイルゲーム歴代最高のユーザー数を獲得し(!)、アクティブユーザー数ではTwitterを追い越しました。僕が住む比較的郊外でさえ、道を歩けばポケモンGOをプレイしている人と何度もすれ違います。アメリカに住んで12年、こんなことは初めてです。とにかく話題で持ちきりのポケモンGO、このゲームを任天堂と共同で開発している会社がサンフランシスコにあるNiantic, Inc.です。
Niantic, Inc.は元々Googleの社内スタートアップとして始まり、これまでにIngressというモバイルゲームを開発してきました。Ingressのゲームコンセプトは陣取りゲーム。ゲームフィールドは私たちが住む現実の世界そのもので、Google Mapsの地図情報を基にしています。ですのでゲーム内で陣地を獲得するため、ユーザーはその場所まで実際に歩いていかねばなりません。そうした現実世界とゲームの世界を融合したのがこのゲームの最大の特徴です。Ingressのヒットで成功を収めたNiantic, Inc.はその後はGoogleから独立し、Ingressで培ったデータやノウハウを基に、任天堂とポケモンGOを開発しました。
