TVCMとHERO動画(いわゆるバズ動画)は、同じ会話の中で登場することが多い気がします。例えば「TVCMほどの予算がないから、バズ動画をつくりたいんです」とか、「TVCMが若年層に響いてない気がするので、バズ動画で訴求したいんです」とか。お気づきだと思いますが、この会話の「、」部分には、たいてい「代わりに」というニュアンスが含まれていることが多いです。
でも、HERO動画(バズ動画)って、TVCMの「代わり」に相当するんでしょうか。
HERO動画はTVCMにとって代わるのか?
僕たちは、純粋な置き換えはできないと思っています。両者は、ターゲットに対する役割とか、アプローチ方法がちょっと異なると考えているからです。
初心に帰って、図解してみました。
もともと、企業(クライアント)が生活者とコミュニケーションを深めるためにつくる広告的コンテンツは、多かれ少なかれ、自社商品やサービスの知名度向上や購入・利用に結び付いてほしいと考えてつくるわけです。この気持ちが「100% ない」という企業の方には、まだ、お会いしたことがありません。
程度の差こそあれ、商品やサービスとの親和性の高い層をターゲットに設定し、そのターゲットと自社の関与度を高めていくことが、広告的コンテンツのミッションですよね。そして、この広告的コンテンツの代表選手がTVCMというわけです。
