Webメディアの新作法 編集者の現場はここまできている! 新しい技術・手法(前編)

フィルムカメラでビジュアルのパワーが向上?

アドタイ読者のみなさん、はじめまして。サイバーエージェントで、編集にかかわる仕事をしている尾田と申します。現在エディトリアル・アド・スタジオ(EAS)という部署のスタジオ長と兼任で、SILLY(シリー)というメディアに注力しています。

SILLYは、20代〜30代前半ぐらいまでのミレニアム世代を対象にしたWebマガジン(とAbemaTVのオリジナル番組)なんですが、ここにかかわるスタッフは20代が多く、メディアと同様に編集作業のありようが大きく変わりつつあるのを日々実感しております。

縁あって、宣伝会議のメディアにおける編集術に関する特別講座を担当させていただくことになりましたが、今回はそのエッセンスをここでもご紹介できればと思っております。前後編の2回にわけて、編集業務の新しい潮流や、クリエイティブの「今」を感じる手法を紹介できればと思います。まず前編は、若いカメラマンや編集者がどんどん使い始めている「フィルムカメラ」についてです。

「今年のフジロックの取材、どうだった?」

「いや〜、意外なくらい20代の音楽ファンたちがたくさん来ていて、びっくりしましたよ」

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