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「広告換算は一切禁止!」広報・PR関係者必見、PRアワードを仕事に活かす方法

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PRの再現性を高めるために、アワードを使えばいい。

Q:とは言っても、審査の上では、より多くの人に影響を与えた、みたいな“規模”が重視されるのではないでしょうか?

冨岡:規模の問題ではありません。どう変わったのか、ですよね。

本田:同意見です。規模じゃなく、どういうインサイトを捉えて、どういうアイデアで動かしたか、に尽きると思います。

冨岡:それがどういうチャレンジなのか、それが明示されていれば審査員にも伝わるはずです。それに、そのPR活動を自分の中で咀嚼し、何のチャレンジで何をどう工夫したのかを紐解くことで、自分の学びにもなると思います。この仕事はPRアワードの応募に値するのか、という視点で考えるのではなく、ご自身の仕事を再構築し、再定義するためのフローとして、エントリーシートを活用していただきたいです。もし項目が埋まったら応募する、くらいの気持ちで!

気軽にトライしてほしい、と呼びかける冨岡さん。

本田:PRって再現性がすごく大事ですよね。でも、PRって広告よりも、アンコントロ-ラブルな要素が高いので、100%の再現性はあり得ません。

冨岡:たとえ、課題が同じだったとしても、社会環境・背景もその時によって違いますしね。

本田:そうなんです。でも、だからこそノウハウを共有して、再現性の確度を高める必要があると思うんです。今って、頑張ってたら運よくできた、必死にやってたら、なぜか人が動いた、みたいなケースもまだまだたくさんあると思います。それはそれで素晴らしいのですが、それだと再現性は低い。だから、アワードという仕組みを活用しちゃえばいいと思うんです。成果がなぜ出たか、それを自分なりに分析することでPR的なメカニズムが明らかになり、再現性が上がることは十分あり得ますよね。

次ページ 「「PRの未来」は、どこにあるのか。」へ続く