データ活用で「体験」を長続きさせる
通信大手ベライゾン・コミュニケーションズの事例では、米プロフットボールNFLのスーパースター、オデル・ベッカム・ジュニア選手を起用。ベッカム選手が登場するVRコンテンツと称してベライゾンユーザーに体験してもらうというもの。実はバーチャルではなく本物のベッカム選手が登場し、VRのゴーグルをはずして驚くというドッキリ企画だ。
マイクロソフト Xboxのサバイバルゲーム「Rise of the Tomb Raider」の発売に合わせて行われたプロモーションでは、リアルなサバイバルゲームを企画した。ロンドンの街中のビルボードに公募で選ばれた8人に立ってもらい、24時間耐えるというもの。見物客はアプリを使って雨や吹雪をかけることができる。2016年のカンヌライオンズをはじめ多くの広告賞を受賞した。
クリエイティブとテクノロジーの融合とある通り、CCOのファーハン氏とCTOのシュナイダー氏は机を隣り合わせて密なコミュニケーションを取っているという。聴講者からの「お互い話が通じるのか」との質問には、「通じないこともある。だからこそ、一緒に問題解決をしていくことに意味がある」(シュナイダー氏)。
続いて、アナリティクス担当バイスプレジデントのアレキサンダー・リス氏がイベントを中心とするキャンペーン設計やデータ活用についての考え方を説明した。トリプルメディアの組み合わせやEメールのフォローなどによって、「イベントによる1回限りの体験だけでなく、よりブランドと親密になってもらうようコンテンツ、コミュニケーション、コネクションを設計していくことが重要」と強調した。
社外からリソースを調達し、パートナーと上手く組むことで、広告主企業も広告制作会社も勝てる時代が到来。
広告の枠組みを超え、新しい形の事業やプロジェクトを展開する、米国先進企業に学ぶ人気企画。
◆先着順・6月30日(金)〆切◆
例年人気の企画です。ご検討の際は先に空き状況をお問合せください。
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