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コラム

澤本・権八のすぐに終わりますから。アドタイ出張所

宇宙飛行士を本気で目指すタレント、「宇宙の魅力を伝える」をミッションに活動中(ゲスト:黒田有彩さん)【前編】

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宇宙飛行士の試験の内容とは?『宇宙兄弟』みたいな試験はあるの?

黒田:それまではパイロットやエンジニア、お医者さんなど、理系の道の特殊技能をお持ちの方が宇宙に行かれていて、自分には無理なんだろうなと思っていたので、山崎さんに「お金を貯めて民間で行きます」と言っていたんです。そうしたら、山崎さんが「今まではそういう方がなっていましたが、これからの時代、黒田さんみたいに”伝える”仕事をしている人が宇宙飛行士になることで、色々な人に宇宙の魅力を知ってもらえると思うんですよ」と言っていただいて。

「だから、あきらめないでください!」と宇宙に行った方から言っていただいたことで、あ、目指してもいいんだなと思ったんです。それから「宇宙飛行士になりたい」ということを1年ぐらい言い続けて。

中村:宇宙飛行士を目指すタレントと言っていいぞと。

黒田:言い続けた結果、自分の小さな夢を色々な方が応援してくださるようになりました

権八:2008年に応募要項を満たしていないのにJAXAに応募したと。そのとき、JAXAの反応は何かあったんですか?

黒田:いえ、何もなかったです。はじめが筆記試験なんですね。公務員試験の理系バージョンみたいな問題を解いて。その試験があって、英語のTOEICみたいな試験もあって。そこをクリアすると、次は面接に行けるという。本当に1年かけて、宇宙飛行士を選抜していくという感じなんですけど。

中村:筆記試験と面接をクリアしたら行けるんですか? 『宇宙兄弟』ではその後もあったじゃないですか。チームワークを試すみたいなものが。その後はどんな試験があるというのは知らされているんですか?

黒田:発表はされていませんが、今まであったものだと、『宇宙兄弟』にあったような2週間ぐらいの閉鎖環境で、5、6人で協力しながら過ごすというのがあって。そこでずっと観察されていて、という試験もあるそうです。

中村:応募要項には、豊かな表現力が必要とも書いてあると。

黒田:そうなんです。やっぱり宇宙飛行士というのは、宇宙の素晴らしさを伝える仕事でもあるので、それが応募要項に書いてあるんですよね。

権八:前にゲストで来ていただいた宇宙飛行士の野口さんは表現力豊かでしたよね。

黒田:面白かったです(笑)。

中村:サービス精神がすごかったですね。

権八:黒田さん、野口さんの回は聴きました?

黒田:はい、もちろん聴きました。面白かったですね。野口さんは特に人と話すのがお好きな方で、宇宙飛行士の任務の中で、広報の方などに活動報告をする時間というのが定められているんですけど、いつも時間を超えちゃうらしくて。そういうのがお好きだから。

権八:確かに、しゃべるの好きそうだったよね(笑)。

澤本:話が面白かったしね。

権八:黒田さんはタレントで、学生の頃からTV出られてましたよね?

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