【前回の記事】販促コンペ・企業のオリエン紹介「トップ スーパーNANOXを、思わず購入したくなる斬新な企画アイデア」はこちら
第9回販促コンペ・協賛企業オリエン抜粋篇
訪問販売系の化粧品メーカー、日本メナード化粧品は、同社の商品・サービスで「キレイになろう・なってみたい」と思ってもらえる企画を募集しています。自宅に招いてサービスを受けるのは、米国ではセレブの証とされますが…? さて、どうすればいいでしょうか(第9回販促コンペの特設サイトはこちら)
[トピックス一覧]
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- ・メナード化粧品と市場規模について
- ・メナード化粧品の理念とビジネスモデル
- ・フェイシャルサロンで接点強化
- ・「チャネル変更はNG」企画の条件
メナード化粧品と市場規模について
メナード化粧品の商品・サービスで「キレイになろう・なってみたい」と思ってもらえる企画の募集、ということで、「第9回販促コンペ」で課題を出しております。
当社、メナード化粧品は1959年創業で、ことし58年めとなります。しかし、いまだに「どこで買っていいかわからない」というお声を聞くのが悩みです。当社の化粧品は、百貨店やショッピングセンター、ドラッグストアなどに置いておらず、目に触れる機会は多くありません。
では、当社の化粧品をお使いいただくきっかけは何か、と申しますと、販売員である「メナードレディをしている友人・知人の紹介」と、「メナードを使っている友人・知人の紹介」が大半です。メナード、メナードレディとの接点がないお客さまとのアプローチを強めたいと考えています。
化粧品市場についてかんたんにご説明しておきたいと思います。まずは、いわゆる制度品メーカーと言われる、資生堂、コーセー、花王、カネボウ。そして当社も所属しますが、訪問販売系のポーラ・オルビス、ノエビア、エイボン、そしてメナード化粧品。また、通信販売系のDHC、ファンケル、シーズ(旧ドクターシーラボ)。さらに外資系のロレアル、PG、エスティ・ローダーといったところが大手です。
昨今は、異業種からの参入も増えています。富士フイルム、サントリー、味の素、ロート製薬、江崎グリコ、大塚製薬など。実は化粧品は参入障壁の高くない業界です。自社で持つ成分をもとに受注生産(OEM)で製品化するケースですね。医薬品とは異なるところです。
化粧品の出荷額は年間1兆4000億円~1兆5000億円の間を推移しています。2016年は1兆5236億円で、07年並といったところです。
構成比で増えているのは皮膚用化粧品、ぞくに言う「スキンケア商品」です。どの会社も力を入れてアピールしています。
メナード化粧品の理念とビジネスモデル
当社の理念についてもご紹介しておきます。「美しさにまごころこめて」というものです。メナードが大切にしたい「まごころ」とは、人に親切にすることを心がけ、お客さまの美しさのために何ができるかを真剣に考え、実践することです。それは、お客さまの良きアドバイザーであり、コンサルタントであること。ただ単に商品をお届けするだけではなく、美の提案を通してお客さまのより良い生活や社会に貢献することというふうに考えています。
メナード化粧品代行店(販売代理店)は全国に1万700店ございます。そのなかに、メナードレディという方々が8万2000人おられます。すべて独立採算です。代行店さまは弊社から商品を仕入れていただき、お客さまに販売したり、もしくはメナードレディに卸します。その差額が利益となります。メナードレディもお客さまに販売し、仕入れとの差額が利益となります。基本的にはメナードレディの皆さんによる訪問販売が主力の接点となります。
ところが、昨今ではこうした訪販には逆風が吹いております。大まかには、「女性の社会進出による在宅率の低下」「悪質業者の横行」「通信販売の台頭」といったところです。ですので近年は、「紹介による新規獲得」「フェイシャルサロンによる店舗展開」という手法も採っています。飛び込みや訪問から、コミュニケーション重視や有店舗化による信用販売へというふうにシフトしているんです。
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