コラム

澤本・権八のすぐに終わりますから。アドタイ出張所

投稿を毎日続けることで、SNSは面白くなる(ゲスト:秋山具義)【後編】

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「食」方面に行こうと思った理由

秋山:パラパラとですけどね。メシ用のカレンダーのアプリがあって、そこに予定を入れておかないとわからなくなっちゃうから。こうビーッと。

権八:え、それ全部メシの予定?すごいね、やっぱりそっちが本業(笑)。

秋山:だから最近、雑誌の取材も広告・デザイン一切なくて、食べ物ばかり。なぜか女性誌も来るようになって、2017年にオープンした店の女酒場の座談会に呼ばれたり。

権八:女酒場って何?

秋山:女の人達が行って盛りあがれるご飯屋さん特集があって。この間も女性誌で「ご飯を中心としたデートコースを考えてください」と。だから場所は金沢にして、どこに待ち合わせてどう行って、何食べてと、一泊二日のコースを全部文章で書いて。僕は51歳で妻子持ちなんだけど、なんでデートコースを一生懸命考えないといけないんだと。

澤本:具義さんのインスタはおいしそうなもののオンパレードだからね。写真もうまいし。

中村:アートディレクターですから。

秋山:アプリで構成したり。

澤本:お寿司屋さんがお寿司を置く「残心」をやってましたよね。

秋山:そう、残る心と書いて「残心」と言うんですけど、お寿司屋さんが握りを目の前に置くじゃないですか。握りを置いて下がっていくときに良い握り手は握りを見ながら下がっていくので、それをiPhoneのスローで動画撮ってインスタにアップしてたら、知らない人からコメントで「残心ですね」と。侍が斬ったポイントをずっと見ている剣術に近いような。

権八:握り手が?

秋山:そう。テニスもそうじゃない。打ったポイントに目を残してるでしょ。目を残すじゃなくて、心を残すというか。それを残心といって、僕はいろいろなお寿司屋さんに行って「残心シリーズ」を撮ってるの。

澤本:インスタはフォロワーが3万5千人ぐらいいますよね。

秋山:3万2千人かな。

澤本:インスタは普通にはじめたらいっぱい人が来たという感じですか?

秋山:何ですかね。わからないです。まずは周りがツイッターをはじめだしたからツイッターはじめて。Facebookもそう。次はインスタなんだとはじめて。ただ、一気に増えたのは「みかんアート」を去年の正月にアップしたときですね。

権八:あー、海外でバズってましたね。

秋山:そう。正月は暇で、ずっとみかんで何かつくって遊んでたんですよ。ボッテガ・ヴェネタ製みかんってアップしたら、それが海外の何かで紹介されて、いろいろな国の外人から一気にフォローされて。

中村:そんなことがあるんですね。「食にいこう!」というのは戦略的なところがあるんですかね?「アートディレクション×食」、ここ空いてるだろう!と。

秋山:そんな力込めて言ってない(笑)。SNSをやっていても広告のことはあまり書けないじゃないですか。出てからこれやりましたというのはあるにせよ。だからお昼食べたもの、夜食べたものをアップしてただけなんですけどね。

中村:なるほど。でもそうですよね。リスナーのみなさんに向けて言うと、やっぱり広告の仕事はクライアントに対する守秘義務があるので、特にやってる途中は書けないんですよ。「僕は今、新しい地図のCMのプランニングを必死でしている」と書こうものなら(笑)。

権八:あ、サントリーさんのオールフリーのCMが決まったらしいですね。世の中の流れというか、風通しよくなるといいなと思うんですけどね。っておい、なぜ俺に振る(笑)。

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