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キリンが特別協賛、学生のマーケティング企画コンテスト。東北芸術工科大学がグランプリに。

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広告・Web・マスコミ業界をめざす学生のための就職支援サービス「マスナビ」を運営するマスメディアンは27日、マーケティング企画コンテスト「マスナビチャレンジ2018」の最終大会をキリン本社で開催した。

参加したのは91チーム、計367名の予選を勝ち抜いた上位11チーム、44名の大学生。学生たちは審査員を務める、キリンのマーケティング部や広告会社のプランナーの前で、各10分間のプレゼンテーションをした。

初開催となるマスナビチャレンジは、大学低学年時からのマーケティングへの興味喚起を目的としている。キリンの特別協賛を得た今回の課題は、「大学生・専門学生がコーヒーを飲みたくなる企画」。全国の学生から企画を募集し、東京近郊の大学に留まらず、北海道や九州地域からも多くの学生の応募があった。

今回、優勝したのは東北芸術工科大学から参加したチーム「TUAD coffee部」。学生のインサイトの深掘りや、アイデアの機能性と新規性、実現可能性が評価された。

審査員は「学生生活は“2段階の締め切り”があるというインサイト分析、その段階に合わせた飲み物があるという着眼点。また、集中したい場面で、コーヒーのカフェインを増やすといった安易なアイデアに走らず、飲み物のラベルをつかってスマホの使用制限に目をつけた実現性が魅力だった。時間効率を上げる考え方や、ラベルを使うことで無理ないリサイクルにつながるアイデアが、人が行動するための機能性と新規性の両方を兼ね備えている」と評価ポイントを伝えた。

東北芸術工科大学から参加したチーム「TUAD coffee部」の企画書の一部。

そのほか準グランプリには千葉大学大学院「学生にコーヒー飲ませ隊」チーム、特別審査員賞には京都大学「同じゼミ」チーム、江戸川大学「江間ゼミA」チーム、東京学芸大学・デジタルハリウッド大学・東京理科大学大学院の連合「ただとかいとうとひらまつ」チームが選ばれた。

審査員は総評として「年間で何本もビジネスコンテストの審査をしているが、お世辞ではなく、本当にレベルが高かった。また地方の学生の参加も多く、学びが多いコンテストだった。」とコメント。学生のアンケートからは「企画を考えることの楽しさ、面白さを、身をもって感じられる大会だった。チャンスがあれば、来年も参加したい」など、前向きな声が多くみられ、満足度の高い大会となった。

「マスナビ」は、マーケティング・クリエイティブに関心をもつ学生が利用する広告・Web・マスコミ専門の就職応援サ-ビス。企業情報の掲載や業界研究セミナーを年間で約300回実施し、業界の就職に役立つ情報やイベントを提供している。