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ビューアビリティだけでなく購買に結びつくインパクトまで可視化 — これからの広告効果測定

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データマーケティングで成果を上げるには「データサイエンス」のノウハウが不可欠

—他のプラットフォームにはない、オラクルデータクラウドの強みとは。

ロビン:第一に、収集・保有しているデータの規模が圧倒的に大きいことが挙げられる。Webサイトへのアクセス履歴や購買履歴など、我々が収集しているデータポイントは毎分470万にのぼる。1日に換算すると70億、年間に換算すれば何兆という規模だ。

かつ、その膨大なデータをマーケティング活動に効果的に活用できるようデータサイエンスの仕組みを整えていることも特徴だ。ターゲティングから効果測定に至るまで、マーケティングのすべてのプロセスを、データを用いて網羅的にサポートすることができるのは、オラクルデータクラウドだけだと自負している。

またMoatを含め、我々がオラクルデータクラウドの機能を拡充するために買収してきた企業は、どれもその領域のトップ企業であるということも大きな魅力と言えるだろう。

我々は常に、「マーケターにどのような価値もたらすべきか」という構想に基づいてM&Aや投資の判断をしている。クライアントであるマーケターに対し、最高レベルのサービスを提供するため、多くのテクノロジー企業の中でも最も高い機能を提供できる企業を買収してきた。

例えばDatalogixは、我々が買収する前にFacebook社やGoogle社のパートナーとして選ばれていたし、MoatもFacebook社、Google社、Snapchat社にパートナーとなっていた。強大な影響力を持つこれらのプラットフォーマーに選ばれているということは、その領域のトップ企業であることの、ひとつの証左と言えるのではないだろうか。

デジタルマーケティングにおけるマーケターの課題解決や目標達成は、規模が大きく質の高いオーディエンスデータを提供するだけでは実現できない。データをマーケティング活動に落とし込むためのデータサイエンスが不可欠であり、オラクルデータクラウドではその機能も提供している。

膨大なデータから特定の趣味嗜好・興味関心を持つオーディエンスグループを抽出し、データに基づくスコアリングを経て、最も重要な(興味関心の度合いが高い)ターゲットを世帯単位で設定する。ターゲットとなる世帯を絞り込んだら、IDグラフを用いて閲覧デバイスおよびIPアドレスを特定する。そして、その世帯からアクセスがあった際に特定の広告を表示させるようプログラムを組む。

「25歳以下の女性」「18歳から45歳までの男性」のようなターゲティングより、圧倒的に精度の高い配信ができることがおわかりいただけるだろう。特筆すべきは、この一連のプロセスを、データを匿名化した状態で進めることができる点だ。消費者のプライバシーに配慮した上で、企業にとって効果的な広告配信を実現できる。

豊富なオーディエンスデータを収集し、企業・ブランドごと、キャンペーンごとに最適なオーディエンス像を浮き彫りにする。そして、ターゲットが接触するあらゆるデバイスをつなげて行動パターンや意識変容の過程を分析し、最適な広告配信プランを策定する。データを用いて、「ピープルベースド」マーケティングの実現をサポートする。これが、オラクルデータクラウドの提供価値だ。

次ページ 「今こそ、日本のデータマーケティング推進が加速するタイミング」へ続く