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SDGs未来都市を目指して、静岡市で「TGCしずおか」開催

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2015年の「国連持続可能な開発サミット」で採択されたアジェンダで掲げられた「SDGs(持続可能な開発目標)」。企業によるSDGs達成に向けた取り組みは、グローバルブランド確立の必須条件ともいえる。6月1日発売の月刊『広報会議』2018年7月号の巻頭特集「広報担当者のためのSDGs入門」では、SDGs誕生の背景と広報活動における重要性を紐解き、企業価値を高めるためのポイントを解説している。

地域でのSDGs推進は、国の地方創生における重要施策だ。少子高齢化による人口減少と経済の縮小を克服し持続可能な地域社会をつくるため、自治体レベルでの取り組みが期待されている。

このような流れの中、「東京ガールズコレクション(TGC)」を企画・制作するW TOKYO(東京・渋谷)は2月、静岡県や静岡市などとタッグを組み、2019年に「SDGs推進 TGCしずおか 2019 by TOKYO GIRLSCOLLECTION」(仮)を開催することを発表した。

年に2回開催しているTGC。2018年3月には “BE YOURSELF”をテーマに横浜市で開催した。
©マイナビ presents TOKYO GIRLS COLLECTION 2018 S/S

「女性が輝く社会の実現」を目指す同社は、2015年から同じビジョンを持つ国連NGO「国連の友アジアパシフィック(FOUNAP)」と提携し、若年層の女性をターゲットにSDGsの啓発活動を行ってきた。

また、TGCを通じて地域の魅力を発信する「TGC地方創生プロジェクト」では、北九州市や広島市でイベントを実施してきた。「TGCしずおか」は、このSDGsの啓発活動と地方創生プロジェクトをかけ合わせた初めての取り組みだ。

今回協働する静岡市は、政府が2018年夏に選定予定の「SDGs未来都市」を目指しており、「TGCしずおか」はそのための施策のひとつ。同市が実施したアンケートによると、市内に住む20~30代女性のSDGs認知率は2%(2018年4月調査)。この数字をTGC効果で上げていきたい考えだ。

W TOKYO 代表取締役社長の村上範義氏は「イベントのタイトルに“SDGs” と入っているのでパブリシティ効果は非常に高い。商店街や百貨店にポスターが貼られたり、地元メディアに取り上げられたりすることで、静岡市民のSDGs認知度が格段に上がり、世界でも類を見ない未来都市になるかもしれない」と語る。

同社はファッションイベントをプラットフォームと捉え、SDGsの啓発活動や地方創生への貢献を目指す。

「TGCには若者の『熱狂』が詰まっている。私たちはこのエネルギーが、社会にとって意味のあるものでなければと考えています。イベントを通じて自社と取引先、そして社会の『三方よし』を実現したいです」。

>詳細・購入はこちら

『広報会議』2018年7月号 巻頭特集

巻頭特集「広報担当者のためのSDGs入門」

国連に聞く 「SDGs」は世界の共通言語 企業に期待される役割とは?
根本かおる(国連広報センター 所長)

1大手企業編
伊藤園/オムロン/住友化学/イオン/サラヤ

2地域編
フロムファーイースト/会宝産業

INTERVIEW
誰も置き去りにしないために 社会的な対話がカギ
キャスター 国谷裕子
『ユニクロ潜入一年』著者が語る SDGs推進における光と影
横田増生(ジャーナリスト)

OPINION
ESG情報開示のポイント
冨田秀美(ロイドレジスタージャパン 取締役)

地方の30~40代経営者が、SDGsビジネスに取り組む理由
平本督太郎(金沢工業大学)

記者もSDGsに注目 広報は積極的な情報発信を
北郷美由紀(朝日新聞社 専門記者)
ほか